海外送金順調に回復

海外送金順調に回復

【Financial Express】1月、バングラデシュは海外から前月比約16%増の送金を受取った。

当局者は、毎月の伸び率はそれほど高くはないものの、景気後退後の送金の回復が進んでいると楽観的に見ている。

ドル供給不足によってドルはより高くなる。その結果、輸入コストが上昇し続け、インフレ圧力が高まり、国民の財布に穴が開く。

バングラデシュ銀行 (BB)の最新データによると、1月、海外で働くバングラデシュ人労働者は19億6千万ドル(2513億円)相当の外貨を送金した。これは16.9億ドル(2167億円)だった12月より15.97%増加した数字だ。

17億ドル(2179億円)の送金があった前年1月比では15%増となる。

イスラム銀行バングラデシュが最多の3億5494万ドル(455億円)を扱った。次いでマーカンタイル銀行が1億2104万ドル(155.2億円)、Alアラファイスラミ銀行が1億1710万ドル(150.1億円)、アグラニ銀行が1億424万ドル(133.6億円)と続いた。

BBのデータによると、送金流入額は昨年8月、前月の20億9千万ドル(2670億円)から20億3千万ドル(2602億円)に減少し、9月は15億3千万ドル(1961億円)、10月は15億2千万ドル(1949億円)、11月は15億9千万ドル(2038億円)と減少傾向にあった。

BB関係者は1月の送金増加について、すべての銀行に単一為替レートを導入するとともに、Hundiのような非公式チャネルに対するBBの厳格な監視が効果を発揮し始めたと述べた。

「ここ数カ月、記録的な数のバングラデシュ人が海外市場で仕事を見つけたため、今後も上昇傾向が続くことを期待しています」

バングラデシュの外貨準備高は過去数か月にわたって減少を続け、2023年1月26日時点の公式統計では322億9千万ドル(4兆1395億円)となった。

この危機により、政府は支出を厳しくし、生活必需品以外の輸入を制限した。 そのドミノ効果で消費者物価は急上昇を続けている。

これ受け、政府は開発金融業者からの融資で外貨準備高を補充するための動きを加速させた。その結果、IMF理事会の45億ドル(5769億円)の融資パッケージに対する承認発表が1月31日に行われた。

Bangladesh News/Financial Express Feb 1 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/remittance-rebound-on-stream-1675272989
翻訳編集:吉本

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