環境に優しいマタルバリ港

環境に優しいマタルバリ港

【Financial Express】コックスバザールのマタルバリ深海港は、豊かな樹木と生態系を持つ緑豊かな自然の港になる。

チッタゴン港湾局 (CPA) 局長のMシャウジャハン少将は、マタルバリ深海港は増加する輸出入貿易を処理し、チッタゴン港への圧力を緩和するのに役立つだろうと述べた。

政府は石炭ベースの発電所、LNGターミナルの建設、高速道路の開発も進めている。

「港の空き地に樹木を植え、エリアのほとんどは緑に覆われた環境にやさしいものになります。また、豊かな生態系を持つ自然の港になります。石炭プロジェクトにとても重要な保守システムも環境にやさしく、そこで生成される熱の43%が電力に変換されます」
シャウジャハン氏は、港や隣接地域では生態系のバランスが確保されるとしたうえで、将来、港はこの地域で最も重要な輸出入ハブになると述べた。

また、国内初の深海港ができれば、国家経済の成長に2.0~3.0%貢献するとした。

「このプロジェクトの主目的は、深海港の建設を通じてバングラデシュの貨物処理能力を高め、近隣諸国との迅速な港湾サービスを促進することです」
現在、チッタゴン港の年間コンテナ取扱能力は320万TEUS(20フィートコンテナ換算) だが、増大する需要は今後数年以内に既存の処理能力を超えるとシャウジャハン氏はいう。

「2033年までに処理能力をさらに400万TEUS増やす必要があります。モングラとペイラ港だけでは増大する需要に対応できなくなります」

マタルバリ港が貨物とコンテナを扱うチッタゴン港の総能力を数倍に高めるため、バングラデシュの海上接続性は著しく増加するという。

この深海港開発プロジェクトは、国際協力機構(JICA)の融資を受けて実施されている。

CPAはモヘシュカリに港を建設するため 1225エーカーの土地を取得するプロセスを実施、 第1段階で283エーカーの土地を取得した。

港には石炭用桟橋、貯蔵ヤード、灰だめ地も建設される。 JICAはプロジェクトに5億ドル(681.5億円)以上の資金を提供することに同意した。

現在、チッタゴン港では喫水10メートルの船舶しか接岸できないが、マタルバリ深海港が完成すれば喫水16~18メートルの船舶が接岸できるようになる。また、8千TEUSを超えるコンテナを運ぶ船舶も停泊できるようになる。

Bangladesh News/Financial Express Feb 26 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/matarbari-port-to-be-green-eco-friendly
翻訳編集:吉本

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