接続性向上でインド貿易拡大

接続性向上でインド貿易拡大

【The Daily Star】計画されている包括的経済連携協定 (CEPA) は、インドとバングラデシュ双方にとって貿易でのゲームチェンジャーになる可能性がある。インドのプラネイ・バーマ高等弁務官は述べた。

バーマ氏は、円滑な接続がインドーバングラデシュ間の貿易と通商を促進するために不可欠だとし、陸路、鉄道、さらに水路により、両国貿易を拡大することができると述べた。

「より強い接続性は、経済的繁栄の原動力です」

バーマ氏はインド高等弁務官事務所とダッカ商工会議所 (DCCI) が共同開催した「接続性の改善:インドとバングラデシュの経済的可能性を解き放つ」と題してセミナーで講演、現在、7カ所の陸上税関のインフラ整備が進行中で、将来的には数が増えると述べた。

昨会計年度、バングラデシューインドの二国間貿易は160億ドル(2兆1324億円)だった。

「しかし、非関税障壁と接続性関連の課題に対処することで、二国間貿易を最低200億ドル(2兆6655億円)に拡大する余地があります」
DCCIのMdサミール・サッター会長は世界銀行の報告書を引用しながら、シームレスな輸送接続はバングラデシュで17%、インドで8%の国民所得を増加させる可能性があると述べた。

「インド北東部とバングラデシュの接続性改善は、地域市場を支え、インドとの貿易を改善するために不可欠です」

首相の経済顧問マシウル・ラーマン氏は。輸出入に関して、バングラデシュは二国間貿易に現地通貨を使用することを考える可能性があると述べた。

また、バングラデシュの投資環境はとても友好的なため、より多くのインド企業が投資すべきだとした。

「鉄道接続に関してはボンゴボンドゥ鉄道橋の建設など複数の開発プロジェクトが進行中で、これらは二国間貿易の十分な機会を生み出すでしょう」

一方、インドに対し、バングラデシュからの未加工ジュートの輸出に課せられた反ダンピング関税の問題を再考するよう求めた。

さらに、バングラデシュ製品のインド経由でのシームレスな積み替えの重要性を強調し、両国のビジネスマンの円滑なコミュニケーションには簡単なビザ手続きが必要だと述べた.

高等弁務館事務所関係者のプレゼンテーションによると、両国間の貿易の40%は陸上港を通じて行われている。 そのうち70%はベナポールーペトラポール陸港経由だという。

プレスリリースによると、二国間貿易は過去5年間で2倍に、バングラデシュのインドへの輸出は過去3年間で2倍になり、内陸水路と沿岸海運、航空および鉄道接続の重要性を強調した。

また、インド北東地域はバングラデシュがより多くのビジネスを行う可能性があり、モングラ港とチャトグラム港へのインドのアクセスは両国にとって有益だとし、インドーバングラデシュのパイプライン完成すれば、毎年100万トンのディーゼルをバングラデシュに輸送できるとした。

Bangladesh News/The Daily Star Mar 17 2023
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/cepa-could-be-game-changer-indo-bangla-trade-3273381
翻訳編集:吉本

#バングラデシュ #ニュース #インド #陸港 #二国間貿易 #高等弁務官 #ダッカ商工会議所 #貿易

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA