【Financial Express】2日発表された輸出促進局 (EPB) のデータによると、3月のバングラデシュの輸出収益は46.4億ドル(6140億円)と、5カ月ぶりにマイナス成長となった。

主要輸出品目のアパレル製品の伸びが鈍化したことで、金額ベースの輸出は昨年3月より2.49％マイナス、設定目標を7.50％下回った。昨年3月の輸出収益は47.6億ドル(6299億円)だった。

昨年の9月(マイナス6.25％)、10月(マイナス7.85％)以来のマイナス成長となった。

3月の輸出収益46.4億ドルのうち、38.9億ドル(5148億円)はアパレル製品だが、こちらも昨年3月より1.04％のマイナスだった。昨年3月のアパレル輸出は39.3億ドル(5201億円)だった。

EPBによると、2022-23会計年度(FY23)当初9カ月(7-3月)の全体的な輸出額は417.2億ドル(5兆5210億円)で、目標の422.6億ドル(5兆5924億円)に届かず、全体の伸び率も8.07％に減速した。

FY22当初9カ月の輸出額386億ドル(5兆1081億円)よりは33.41％成長した。

FY23当初9カ月のアパレル輸出は352.5億ドル(4兆6648億円)で、前年より12.17％成長した。FY22は314.2億ドル(4兆1579億円)だった。

一方、前年度プラス成長だったジュート部門は7-3月期にマイナス成長を記録。昨年同期の8.8706億ドル(1174億円)から21.23％マイナスの6.9870億ドル(925億円)となった。

7-3月期の野菜、果物、ドライフードなどの農産物輸出も28.31％マイナスとなり、6.8709億ドル(909億円)になった。

また、7-3月期の医薬品輸出は9.19％マイナスの1.3241億ドル(175億円)だった。

7-3月期の皮革および皮革製品の輸出は2.56％成長し、9.1973億ドル(1217億円)だった。

人造皮革靴は7-3月期に5.73％成長し、3.5826億ドル(474億円)となった。一方、エンジニアリング製品の輸出は33.65％マイナスの4.0028億ドル(530億円)だった。

冷凍および活魚の7-3月期の輸出は20.5％マイナスの3.4655億ドル(459億円)となった。一方。プラスチック製品の輸出は34％成長し、1.5470億ドル(205億円)となった。

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3月の輸出マイナス成長