次期予算は12%増額

次期予算は12%増額

【The Daily Star】現アワミ連盟政権の任期最後となる2023-24会計年度(FY24)予算は、緊縮財政と成長の野心を両立させることを目指し、12%増額する見込みだ。

「次期会計年度に提案された予算規模はそれほど大きくありません」
MAマンナン計画相が5日、本紙に語った。

経済状況がパンデミック前と同じであれば、予算規模は8~9兆タカ(9.76~10.98兆円) だった。

「しかし、私たちは厳しい状況にあります。そのため、予算規模は縮小しました」
マンナン氏は会計年度の終わりに未使用予算が出ることで規模が大きくなるとし、予算を完全に執行したいとした。

本紙は、総予算7兆5995億5千万タカ(9兆2716億円)のうち、最大割り当ては利子の支払いと補助金の支出になるとの情報を財務省担当者から取材した。

5日、次期予算に向けて、AHMムスタファ・カマル財務相主宰の財政調整委員会と資源委員会の2つの会議が開催された。

歳入、財政赤字、社会支出目標は国際通貨基金(IMF)の規定に沿って設定される。だが、予算規模とその他の目標はシェイク・ハシナ首相によって最終決定される。

「IMFは私たちの友人であり、シンクタンクであるため、複数の提言を行っています。彼らが言っていることは私たちのためになると思っています。彼らは私たちに補助金を減らすよう求めることができます。しかし、農業のような一部の分野に対する補助金は、食料安全保障のために非常に必要です」とマンナン氏。

GDP成長率の目標は、アジア開発銀行(ADB)や世界銀行(WB)などの多国間金融機関の予測よりもはるかに高い7.5%になると見込まれる。

ADBの「アジア開発見通し」最新版は、GDP成長率は現会計年度(FY23)5.3%に減速し、FY24年度は6.5%に回復すると予測した。

同様にWBは最新出版物「南アジア経済フォーカス、機会の拡大:包括的な成長に向けて」で、FY23の実質GDP成長率は5.2%に減速し、FY24は6.2%に回復するとした。

「GDP成長率目標は達成可能です。私たちは多くの学識経験者がこの目標に同意していないことを知っています。しかし、彼らと議論するつもりはありません。課題はありますが、それに立ち向かうだけの経済力があると思います」
マンナン氏は述べた。

FY24のインフレ目標は、FY23目標の5.6%から6%へ引き上げられることになる。

ADBとWBはともに、FY24のインフレ率は6%を上回ると予測。WBは6.5%、ADBは6.6%とした。

年間開発プログラム(ADP)予算は、FY23の配分から6.9%増の2兆6300億タカ(3兆2087億円)となる。

利子の支払いはバングラデシュタカの下落を背景に、27%増の1兆237億6千万タカ(1兆2490億円)となる。

「同じ理由で、現会計年度の補正予算では利子の支払いは963.8億タカ(1176億円)増加しました」
財務省関係者は述べた。

補正予算で増加した補助金支出も増加する予定だ。

FY23当初予算では補助金支出を8100億タカ(9882億円)としたが、補正予算で2100億タカ(2562億円)上乗せされた。

FY24の補助金支出は、1兆13億4千万タカ(1兆2217億円)になると見込まれる。

総歳入目標はFY23の15%増、5兆タカ(6兆1001億円)となる予定だ。このうち国家歳入庁(NBR)の税収はFY23の16.2%増、4兆3千億タカ(5兆2461億円)を目標としている。

Bangladesh News/The Daily Star Apr 6 2023
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/next-budget-be-12pc-bigger-3289756
翻訳編集:吉本

#バングラデシュ #ニュース #予算 #税収 #会計年度 #マンナン計画相 #ADB #WB #GDP成長率 #利子払い #補助金 #補正予算

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA