平均寿命72.3歳に低下

平均寿命72.3歳に低下

【Financial Express】バングラデシュ統計局(BBS)の調査データによると、2021年のバングラデシュの平均寿命は、2020年の72.8歳から72.3歳に低下した。

男性は71.2歳から70.6歳に、女性は74.5歳から74.1歳になった。

一方、人口密度は年々増加し、2021年には1平方キロメートルに1153人が住んでいることが明らかになった。2017年は1103人、2018年は1116人、2019年は1125人、2020年は1140人だった。

BBSは17日、MAマンナン計画相を主賓に迎え、バングラデシュサンプル人口統計(SVS)レポート2021を発表した。

SVS2021のデータでは、コロナパンデミックの影響で複数の社会指標が脆弱化し、子どもと女性の死亡率がある程度上昇したことも示された。

出生数1千人当たりの乳児死亡率は2020年の21人から2021年には22人に、新生児死亡率は16人、5歳未満死亡率は28人で同じだった。

また、2021年の出生数10万人当たりの妊産婦死亡率は、2020年の163人から168人に増加した。

一方、2021年の粗死亡率(人口1千人あたりの1年間の死亡者数)は2020年の5.1%から5.7%に上昇したと、プロジェクトディレクターのアラムギル・ホサイン氏は述べた。

ホサイン氏は、コロナパンデミックが死亡率と平均余命率の変化に影響を与えた可能性があるとした。

「さらなる調査の必要性があるものの、平均寿命やその他の社会指標がコロナパンデミックの影響で少し不安定になったと考えることができます。あの時、数千人がコロナパンデミックの影響で亡くなりました」
シャムスル・アラム計画担当国務相は述べた。

一方、人口特性に関していえば、2021年の全人口に占める15~49歳人口が54.5%と、2020年の54.9%から減少、バングラデシュの人口ボーナスが減少し始めたことが明らかになった。

実質的な自然人口増加率は1.30%で、ここ数年ほぼ安定している。

SVS2021では、8.0%の人が都市や町から村へ移住するなど、都市から農村への移住に大きな変化が見られた。2020年の移住率は4.7%だった。

その他、都市から都市への移動も、2020年の77.8%から95.1%に上昇した。

一方、2021年の識字率(7歳以上)は、2020年の75.2%から76.4%に上昇した。

また、国内のイスラム教徒人口は2020年より0.6%増え、89%となった。

SVS調査は、全国2001カ所のサンプル地域の30万世帯以上で実施された。各エリアの現地集計員が毎月1回、データを収集した。データ収集は2021年12月に終了した。

Bangladesh News/financial Express Apr 18 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/national/adb-to-provide-230m-for-flood-rehabilitation-in-bangladesh
翻訳編集:吉本

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