【The Daily Star】バングラデシュが次の発展段階に向けて準備することを支援するため、世界銀行グループ(WBG)今後4年間にわたって毎年20億ドル(2672億円)以上を提供する予定だ。
2023年から27年の新しい国別パートナーシップフレームワーク (CPF) で立てられた融資計画は、ハシナ首相がパートナーシップ50年を記念してワシントンDCを訪問することに先立ち、WB理事会で承認される。
幅広い利害関係者と協議して準備された次期CPFは、バングラデシュ政府の民間企業の雇用を増やし、社会経済的包摂を改善し、気候回復力を高めることを視野に入れた8つの目標を掲げた第8次5カ年計画に基づいている。
「WBGはCPF期間中の積極的な関与を行う」と理事会の承認のために準備された草案は述べた。
貧困国に譲許的融資を提供するWBの国際開発協会(IDA)からの年間配分額は、15億~20億ドル(2004~2672億円)の範囲になるとみられている。
「既存のプロジェクトに支払われた約82億4000万ドル(1兆1007億円)と合わせて、主要部門での一連の変革プロジェクトの機会を提供する」
予定されている変革プロジェクトは、ジャムナ川を中心とする経済回廊の開発、ダッカを流れる川の生態系の回復、ベイターミナルプロジェクト、公共部門の運営の近代化、中等教育における学習促進などだ。
また、開発途上国の民間部門の発展を支援するWBの国際金融公社は、動員を含めた投資プログラムを年間9億ドル(1202億円)に増やすよう努力する。
WBはさらに、CPF期間中、エネルギー資源の効率的かつ持続可能な利用の促進に向けて取り組む。
「バングラデシュの最近のエネルギー危機は化石燃料への依存度が高いためで、脆弱性が露わになっている」
WB理事会は新CPFに加えて、5億ドル(668億円)の予算支援と2億5千万ドル(334億円)の新しいプロジェクトを認可する。
また、首相訪問中、3つのプロジェクトに対する15億3千万ドル(2044億円)の融資契約も調印される。
ワシントンDCのWB本部では5月1日、独立からわずか40年以内に低中所得国の地位を達成したバングラデシュとの協力の成果を紹介するプログラムが開催される予定だ。
ハシナ首相はWB理事会で演説し、パネルディスカッションに参加する。また、WBG次期総裁のアジェイ・バンガ氏と、国際通貨基金専務理事のクリスタリーナ・ゲオルギエバ氏と会談する。
Bangladesh News/The Daily Star Apr 26 2023
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/wb-give-over-8b-next-4yrs-3304346
翻訳編集:吉本