女性への訓練支援

女性への訓練支援

【The Daily Star】監督者的役割にある女性への訓練支援が衣料品工場の生産性向上につながることが、国際金融公社(IFC)と国際労働機関(ILO)の調査で明らかになった。

13日、オックスフォード大学とBRACジェームス・P・グラント公衆衛生大学院が「ベター・ワークのジェンダー平等と利益(GEAR)プログラム」に対して実施した影響評価調査がダッカで発表された。プログラムの資金提供はEUが行った。

調査はダッカとチャットグラムにある27カ所の衣料品工場で実施され、特にライン効率及び男女平等の向上において、GEARプログラムの強い影響が示された。

GEARは、H&M、M&S、Levi’s、Ralph Lauren、VF Corporationなどの世界的アパレルブランドと提携して、サプライヤー工場にこのプログラムを導入、高い修了率と昇進率の確保に貢献している。

2016年以来、78工場の600人以上の女性オペレーターが監督者の役割に必要な技術的スキルとスキルを獲得。参加者の10人中9人が訓練プログラムを修了し、3分の2が監督者に昇進した。

監督者レベルでは、訓練生は訓練生として選ばれなかった労働者より40%収入が高いうえ、管理職へのさらなる昇進の可能性がある。

「GEAR訓練生は監督者としてより有能であることが証明され、彼らが管理するラインの効率は4%向上しました。その差は監督経験が増すにつれて大きくなります」
調査リーダーでオックスフォード大学開発経済学科のクリストファー・ウッドラフ教授は述べた。

調査によれば、GEAR訓練生が管理するラインのオペレーターは、監督者が協力的な管理スタイルを示すため、より高いレベルの福利厚生と満足のいく労働環境を実現していると報告された。

「衣料品工場で働く女性に、上向きのキャリアの機会を創出する重要な第一歩となるこのプログラムの成功を祝えることをうれしく思います」
IFCの製造業アグリビジネス・サービス担当グローバルディレクター、ワグナー・アルバカーキ・デ・アルメイダ氏は述べた。

ワグナー氏は、業界の継続的な成長には十分な熟練労働力の確保が不可欠であり、可能な限り幅広い人材プールを活用する必要があるとした。

Bangladesh News/The Daily Star Jun 14 2023
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/training-women-rmg-raise-factory-productivity-3345561
翻訳編集:吉本

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