出稼ぎ増えても送金増えず

出稼ぎ増えても送金増えず

【Financial Express】人材雇用・訓練局(BMET)によると、バングラデシュは2023年の当初5カ月間で50万人以上の労働者を海外へ派遣した。

BMETは、100万人以上の労働者を海外に派遣した昨年の記録を上回るとの楽観的な見方を示すが、海外で職を求めれば求めるほど送金流入が増えるという考えは揺らいでいるように見える。

中央銀行(BB)のデータによると、海外で働く労働者が増えているにもかかわらず、5月の対内送金は前年比で10.27%減少した。

昨年5月は18.8億ドル(2661億円)、今年5月は16.9億ドル(2392億円)だった。

業界関係者らは、送金の減少は、資金を母国に送金するための違法かつ非公式な手段である「フンディ」(hundi)のせいだと主張する。

そのうえで、魅力的な外国為替レートを提供し、インセンティブを強化することで、公式の銀行チャネルの促進に繋がり、送金流入が増加するとした。

バングラデシュの労働者海外派遣は、2020年のコロナパンデミックによる後退後、2022年に約110万人の労働者を派遣するなど、近年は力強い成長傾向を見せている。

BMETのデータによると、今年の5カ月間で海外へ働きに出た労働者のうち、50万3401人がさまざまな国で仕事に就いた。

データは毎月一貫して10万人を超える労働者を派遣したが、4月は7万8833人に減少したことも示した。

一方、この5カ月間で海外へ働きに出た労働者のうち、サウジアラビアが37%以上を雇用、以下、マレーシア(27%)、オマーン(13%)が続いた。

バングラデシュは主に20カ国に労働者を派遣している。

Bangladesh News/Financial Express Jun 13 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/rising-worker-outflow-fails-to-resurge-remittance
翻訳編集:吉本

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