【The Daily Star】市場での根強い外貨不足を反映して、銀行間では1ドル109タカ(142.4円)という高値で取引されている。

中央銀行(BB)のデータによると、各銀行は6月14日に最低108.03タカ(141.5円)から最高109タカのレートでドルを売却した。

これは、輸入手形を含む対外支払い要件が流入額を引き続き超過して外貨準備高が減少し、タカに対してドルが上昇している中での最高レートとなった。

6月14日時点の外貨準備高は298.3億ドル(4兆1808億円)で、2週間前の298.7億ドル(4兆1864億円)から減少した。

BBのデータによると、昨年6月末時点の外貨準備高は418.2億ドル(5兆8612億円)だった。

それ以来、輸入に対する支払要求額が（現会計年度7ｰ4月期には14％減少したものの）依然として流入総額、特に輸出や送金額よりも高かったため、外貨準備高は徐々に減少してきた。

輸出と送金の伸びは鈍化している。

「市場に需給ギャップが続く限り、ドル価格は上昇し続けるでしょう」
民間銀行の財務部門責任者は述べた。

匿名の政府高官は、危機を軽減するため、BBは国際支払い義務を履行する銀行の支援のために3億2000万ドル(448.5億円)以上を売却したと述べた。

だが、昨日の銀行間ドル為替レートは108.8タカ(142.16円)まで下落したと補足した。

ドル価格の上昇により、輸入コストと輸入ベース商品価格が上昇している。

前述の民間銀行の最高経営責任者(CEO)は、出稼ぎ労働者や非居住バングラデシュ人が銀行チャネルを通じて収入を送金することを奨励するには、タカの下落が必要だと述べた。

これにより外貨準備高が増加し、多国籍企業による海外の株主への利益移転や外国航空会社への支払いなど、さまざまな分野で銀行の決済が容易になるとした。

「我々はドル不足のため、支払いが遅延しています」

CEOは、最近ムーディーズ・インベスターズ・サービスがバングラデシュの長期格付けをBa3からB1に引き下げた主な理由はドル不足だとした。

「より多くの送金が得られれば、ドルレートは市場の現実に近づくはずです。これにより支払いの定期化も可能になります」

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