【Financial Express】アジア開発銀行（ADB）は、堅調な純輸出を反映して、2023会計年度（2022年7月1日ｰ2023年6月30日）のバングラデシュの成長率予測を6.0％に引き上げた。
供給面ではあらゆる規模の製造企業が政府の支援政策を活用して成長に貢献した。 洪水、サイクロン、干ばつによる作物の損失は、補助金や奨励金、その他の措置によって部分的に相殺されたとした。
サービス部門は高等倉庫業や支援活動、保健・社会サービスによって活況を呈した。
需要面では公共投資と同様に公共消費の伸びも予想を上回った。
2023年4月に出したADBの2024会計年度(2023年7月1日ｰ2024年6月30日)の成長率予測は6.5％で変更はない。
堅調な内需が引き続きアジア太平洋地域の経済回復を支えていることから、ADBはの同地域の発展途上国の今年の成長率見通しを4.8％に据え置いた。
19日に発表された2023年7月のアジア開発見通し（ADO）によると、燃料と食料価格の下落により、インフレは引き続き低下、パンデミック前の水準に近づくと予想した。
それにより、4月時点で4.2％だったアジアの発展途上国における2023年のインフレ率予想は3.6％とされた。
一方、2024年のインフレ見通しは従来の3.3％から3.4％に引き上げられた。
「アジア太平洋地域はパンデミックから着実なペースで回復を続けています。国内需要とサービス活動が成長を牽引し、多くの国では観光業の力強い回復の恩恵を受けています。 しかし、産業活動と輸出は依然として低迷しており、来年の世界の成長と需要の見通しは悪化しています」
ADBのアルバート・パーク首席エコノミストは述べた。
Bangladesh News/Financial Express Jul 19 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/bangladeshs-estimated-gdp-growth-higher-than-forecast-for-fy-2023-adb
翻訳編集：吉本