[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は水曜日、株価急落により証拠金補充が殺到し、今週後半に発表予定の非農業部門雇用者数データを前に地金価格に圧力がかかり、下落幅が2週間ぶりの安値に拡大した。
金現物は0928GMT時点で0.8%下落し、1オンス当たり2,473.50ドルとなり、8月22日以来の安値を記録した。米国の金先物は0.7%下落し、2,505.40ドルとなった。
ストーンエックスのアナリスト、ローナ・オコネル氏は「株式市場の弱さを受けて、金は今朝、若干の圧力を受けている。株式関連の証拠金コールの場合には売りが出る可能性があるので、これは正常なことだ」と述べた。
「他の(貴金属)も下落しているが、これは一部は同調によるものだが、昨日の米国の悲惨な数字への反応である可能性が高い。」
米国の製造業は雇用が若干改善する中、8月に緩やかに縮小したが、新規受注のさらなる減少と在庫の増加は、工場活動が引き続き低調である可能性を示唆している。
水曜日、世界中の株価は下落した。米半導体メーカーのエヌビディアの記録的な売りを受けてハイテク株が下落したことや、世界経済の成長鈍化の見通しがリスク資産に打撃を与えたことが響いた。
FXTMのシニアリサーチアナリスト、ルクマン・オトゥヌガ氏は「リスク回避ムードにもかかわらず、金は依然として圧力にさらされている。水曜日には米国の製造業受注やJOLTS労働市場データが発表され、FRBの利下げ期待に影響を与える可能性があるため、貴金属はさらなる変動にさらされる可能性がある」と述べた。
「今週の大きなリスクイベントは金曜日の米国雇用統計だ。投資家はこれを、FRBが9月以降にどれだけ速く、あるいは遅く利下げするかの指標として使うかもしれないことを考えると、このデータは金価格を揺るがす可能性がある。」
CMEグループのフェドウォッチツールによると、トレーダーらは9月18日に50ベーシスポイント(ブプ)の利下げが行われる可能性を39%、25ブプの利下げが行われる可能性を61%と見込んでいる。
一方、銀現物は0.7%下落して1オンス当たり27.87ドルとなった。プラチナは904.05ドルで横ばい、パラジウムは0.3%下落して936ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20240905
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-prices-extend-declines-to-2-week-low-on-equities-sell-off-1725466154/?date=05-09-2024
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