需要増でインドとタイの米輸出率が上昇

[Financial Express]ロイター通信によると、主要輸出拠点インドから輸出されるパーボイルドライスの価格は、3週間連続で横ばいだった後、今週の需要改善に支えられて上昇した。一方、タイでは出荷品の配達と常連客からの需要により、価格が1か月ぶりの高値に押し上げられた。

主要輸出国インドの5%パーボイルド種は今週、1トン当たり445~453ドルで取引され、今月の大半の440~447ドルから上昇し、10月24日以来の高値となった。

インド産5パーセント砕白米は今週1トン当たり450~458ドルで取引され、先週の445~452ドルから上昇した。

「買い手は価格がこれ以上下がる見込みがないと認識しており、需要は改善している。買い手は注文を始めている」とコルカタに拠点を置く輸出業者は語った。

インドは先月、輸出促進のため、パーボイルド米に対する輸出税を廃止し、非バスマティ白米の輸出に対する1トン当たり490ドルの最低価格を撤廃した。

一方、タイの5%砕米は、出荷が到着し常連客からの需要が活発なことから、先週の500ドルから1トン当たり510ドルに若干上昇し、10月25日の週の水準に並んだとトレーダーらは述べた。

バンコク在住のトレーダーは、価格はもう少し上がる可能性があるが、インドが輸出を再開すれば市場の競争はより激しくなるだろうと述べた。

ベトナム食品協会によると、ベトナムの5%砕米は木曜日、1週間前と変わらず1トン当たり520ドルで売り出された。

しかし、トレーダーらは1トン当たり500ドルから510ドルの範囲でより低い価格を提示している。

ホーチミン市に拠点を置くトレーダーは「買い手も売り手も現在の価格に満足していないため、売れ行きは鈍い」と語った。

ベトナム国会は今週、来年7月から肥料に5%の税率を課す付加価値税法の改正を承認した。貿易業者らは、この措置により国産米の国際市場での競争力が低下すると指摘している。


Bangladesh News/Financial Express 20241130
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/improved-demand-lifts-rice-export-rates-in-india-and-thailand-1732902273/?date=30-11-2024