[Financial Express]モスクワ、11月29日(ロイター): ロシアの石油輸送運賃は、冬季到来とロシア船団に対する新たな制裁により上昇する見込みだと、トレーダー3人が金曜日に明らかにした。
英国はロシアの影の商船団に対し、これまでで最も強力な制裁を課した。新たな制限は、特に西側諸国の禁輸措置を回避してロシアの石油を輸出するのに使われている、いわゆる影の商船団に属する30隻の船舶に適用される。
これにより、英国の制裁対象となる石油タンカーの数は73隻に達することになる。
トレーダーらによると、プリモルスク、ウスチ・ルガ、ノヴォロシースクからインドへのウラル原油輸送コストは、タンカーの供給が十分であることと、12月の海上輸送量の減少が見込まれることから、2か月連続で安定している。
「運賃は今のところ安定している。貨物量は十分あるが、輸出量は減少している」とトレーダーの一人は語った。
トレーダーらによると、ロシアのバルト海沿岸の港からインド西部の港までの輸送コストは標準船1隻あたり490万~510万ドルで、10月の水準とほとんど変わっていないという。
別のトレーダーは、季節要因がコストに重くのしかかるため、運賃の安定性がすぐに変化する可能性があると述べた。
ロシア産原油の輸出に必要なトン数も、季節的な航行要件の変化に伴い増加している。ロシアのバルト海港の氷の状況により、市場での入手が困難になっているICEクラスのタンカーが必要になるとトレーダーらは述べた。
トレーダーらによると、黒海の天候も冬季は悪化しており、コストが上昇している。リバーレイク社によると、石油タンカーがトルコ海峡を通過するコストは2024年2月以来最高値まで上昇しており、11月1日から27日までの期間は約10日間となる。
Bangladesh News/Financial Express 20241130
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/freight-rates-for-russian-oil-set-to-rise-as-winter-new-sanctions-in-sight-1732902247/?date=30-11-2024
関連