米国と欧州諸国、ボスニア和平合意を監督する新たな外交官の任命で合意に至らず

[Financial Express]サラエボ、6月5日(AFP):米国と欧州の当局者は、2日間の会合の後、ボスニアの平和維持のための高官国際特使について木曜日までに合意に至らなかったと、退任するクリスティアン・シュミット上級代表が確認した。

1995年のボスニア・ヘルツェゴビナの民族間戦争を終結させた和平協定の一環として設立された高等代表は、協定の文民レベルでの実施を監督し、バルカン諸国において広範な権限を有している。

近年、欧州諸国、ロシア、米国は、デイトン合意の監督を担う平和履行理事会(PIC)の運営委員会によって任命される上級代表の権限をめぐって意見が対立している。

5月に辞任したことが驚きをもって受け止められたドイツの外交官シュミット氏は、「協議は継続される」とし、「今後数日のうちに合意に基づく候補者が選出されることを期待する」と述べた。

一方、米国は、自国が推す候補者であるイタリアの外交官アントニオ・ザナルディ・ランディ氏が合意を得られなかったことに不満を表明し、平和維持機関からの離脱をちらつかせた。

国務省の報道官は、協議決裂の背景にあるのは「欧州の優柔不断さ」だと指摘し、米国は「ボスニア・ヘルツェゴビナにおける現在の国際社会のプレゼンスにおける役割を再検討する」と述べた。

1992年から1995年の戦争以来、ボスニアはセルビア人とボシュニャク・クロアチア人の二つの地域に分断されたままであり、両地域は脆弱な中央機関によって結び付けられている。

シュミットは在任中、法律を制定したり、選出された公職者を解任したりする権限を含む高等代表の権限を行使したことで、ボスニア・セルビア人指導者でありモスクワの同盟者でもあるミロラド・ドディクと対立することになった。

シュミット氏は辞任当時、辞任理由の一つとしてワシントンからの「巨大で予想外の」圧力を挙げた。


Bangladesh News/Financial Express 20260606
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/us-europeans-fail-to-agree-on-new-diplomat-overseeing-bosnia-peace-deal-1780679205/?date=06-06-2026