国内生産のイチゴ、消費者の心をつかむ

イチゴ、甘く、芳り高く、ジューシーなフルーツ。それは国内で栽培することができなかったため、十年前まで私たちの国の人々にほとんど知られていなかった。しかし今、イチゴは国内で人気のある果物になりつつある。

ラジシャヒ大学植物学科のMonjur・ホサイン教授は国内のイチゴ栽培に成功した研究者だ。彼は植物の組織培養の研究に革命を起こし、研究所でイチゴの苗を生産している。

今イチゴの苗数千本が生産され、ラジシャヒにあるMonjur・ホサイン教授の農場を通じて配布され、果実を収穫することでイチゴ栽培農家が予想外の利益を上げている。

イチゴはランナーを通じて茎を広げる。これらのランナーを切断され、そこから新たな植物を育てるために土壌に移植することができる。現在はラジシャヒ、チャパイナワブガンジ、ノオガオ、ナトールや他県で広く栽培されている。

2010年9月、バングラデシュで初めてイチゴの商業栽培が始まった。

政府はそこから学び、イチゴ栽培農家が短期ローンを組めるようバングラデシュ銀行総裁に命じた。

ラジシャヒ農業振興局の担当者たちもまた、農家にイチゴ栽培を奨励した。彼らは定期的に地元農家にイチゴの明るい見通しと高い商業的価値について話したと、ラジジャヒ農業振興局のYounus・アリ所長補佐は言う。またイチゴはビタミン豊富な果物であることもアピールした。
イチゴは海外で巨大な需要がある。とりわけバングラデシュでイチゴが収穫できる11月から3月の間は需要があり、世界のどこの国でも生産されていない。その結果、国内のイチゴ生産は、海外で非常に大きな需要がある。

だがイチゴの価格は非常に乱高下した。去年、保存や輸出問題が原因でラジシャヒ市場ではキロ当たり100~500Tkで売られた一方、ダッカやチッタゴン、シレット市場では同じイチゴがキロ当たり400~700Tkだった。

バングラデシュのイチゴ栽培の先駆者であるラジシャヒ大学植物学科Monjur・ホサイン教授は、1bighaの土地のイチゴを栽培で、農家はわずか3ヶ月の間で10万Tk以上の収益を上げることができると言う。そして多くの若者はイチゴ栽培により経済的自立が成し遂げられるだろうと言った。