デジタル化予算増加(前)

デジタル化予算増加(前)
政府サービスのデジタル化に対する予算が、前年度比36.01%増となっている。

サービスの近代化や高速化のために予算が割り当てられたが、その大部分は"獅子の分け前"としてインフラや事務所設置に支出され、"実際のデジタル化作業"に対する支出は僅かだと専門家や業界人は指摘する。専門家たちは政府の通信サービスへの補足税引き上げの動きにも不満を示した。

政府は総予算の2.44%に当たる836億タカ(1147億円)をサービスのデジタル化のため割り当てた。

計画の多くは情報通信部門の下で行われる。他の計画は保健や教育、電力、情報、法執行に関する政府機関の関連事業となる。

「大規模な予算配分はサービス供給を近代化する上での助けとなりますが、その予算全てを使えるかどうかが大きな課題です」
バングラデシュコンピュータ協会ムスタファ ジャバール前会長は言う。

AMA ムヒト財務大臣は2日の予算審議で、"デジタルバングラデシュへの前進-展望2016"の発表を行う際、サービスのデジタル化の予算配分は2009-10会計年度の235億タカ(323億円)から3.5倍以上になっていると話した。

ジャバール氏は次のようにいう。
「配分された予算の大部分はインフラの整備や事務所の支出に費やされます。サービスのデジタル化にはもっと予算が必要です」

ソフトウェア情報サービスバングラデシュ協会のシャメーム アーサン会長は、予算配分は大規模ではあるものの、「ごく一部だけがソフトウェアやデジタルサービスの開発に費やされるでしょう」という。そして補足税の引き上げが「(政府の)計画に直接の打撃となるでしょう」と付け加えた。


The Daily Star June 04 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/allocation-rises-digitisation-1234114