AIIBから1.65億ドル(後)

AIIBから1.65億ドル(後)
プロジェクトの実施で1250万人の農村部住民が恩恵を受ける。それにより、農村開発の経済面や社会面に大きな影響を継続的にもたらすと見込まれる。

残りの3件はインドネシアのスラム改善プロジェクト、パキスタンの国有高速道路のショルコット(Shorkot)~ケーンウォール(Khanewal)区間への資金提供、タジキスタンのドゥシャンベ(Dushanbe)~ウズベキスタン間国境道路の改修計画だ。

「AIIBの委員会で最初の融資が承認されたことを、喜んでお知らせいたします」
AIIBの金立群総裁は昨日の発表で話した。
プロジェクトはエネルギーや都市部の開発、交通部門に及び、地域のインフラにおける重大な資金不足の解消や地域の連帯強化につながる。また3つのプロジェクトはアジア開発銀行や欧州復興開発銀行、世界銀行といった開発パートナーとの共同出資であることに大いに満足しているという。

「これは多国間協力により、加入国へ提供できる資金プールの拡張につながったという具体的で素晴らしい結果です。他のプロジェクトも検討しており、今年のうちに委員会で承認することを目指しています」

AIIBのDJ パンディアン副総裁兼投資責任者は、投資はアジア各地に住む数百万の人々の暮らしをよくしていくことを重視しているという。

AIIBはアジアでのインフラや地域接続性の発展に協力するため、2016年内に約12億ドル(1220億円)の貸し付けを見込んでいる。

AIIBは昨年12月に正式設立された国際的な多国間金融組織だ。

ワシントンからの反対を受けたものの、英国やドイツ、韓国といった米国の同盟国もAIIB加入国57ヶ国に名を連ねている。最初の5~6年間は年に100~150億ドル(1.02兆~1.53兆円)の融資を見込んでいる。

The Daily Star June 25 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/bangladesh-gets-165m-1245283