ロヒンギャの人数調査始まる

政府は、ミャンマーラカイン州で始まった軍の弾圧から逃れるため、コックスバザール(Cox's Bazar)県に避難してきたロヒンギャの人数調査を開始した。

バングラデシュ統計局(BBS)は熟練した執務官と調査員2人からなるチーム200組を配備した。まずウキア(Ukhia)とテクナフ(Teknaf)郡を対象とし、その後はサダール(Cox's Bazar Sadar)、ラム(Ramu)、チャカリア(Chakaria)郡へ範囲を広げる。

調査は、難民をベンガル湾に浮かぶノアカリ(Noakhali)県のテンガールチャー(Thengar Char)島に移す政府計画の一環で行われ、3月10日までに完了する予定だ。

ミャンマー国民が避難した場所の特定など、一次データの収集は2月25日に始まった。

ロヒンギャ帰還委員会のハミドゥル・ホク・チョードリ議長は、この動きを評価し、BSSが昨年実施した人口調査を再度実施するよう求めた。

弾圧は国境検問所でミャンマー人警官9人が襲撃を受けて殺害されたことで始まった。政府や国際組織は約7万人のロヒンギャがバングラデシュに入ってきたと推測する。

先日バングラデシュを訪れた国連の人権オブザーバーは、軍は女性を集団レイプし、人々の喉を切り裂き、炎上する家に子どもを投げ込んだという難民から聞き取った内容を発表した。

既に40万人を超えるロヒンギャが、国内最大の観光地コックスバザールの粗末なキャンプやスラムで長きにわたって生活している。

The Daily Star Mar 01 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/fresh-census-rohingyas-begins-1368931
翻訳:長谷川
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