ハイテクパークに5億ドル

政府は国内28カ所のハイテクパーク、ソフトウェパーク、ITパークの建設に対し、今後2年間で約5億ドル(564.3億円)の投資を行い、ICT部門のインフラ拡充を目指す。

ジュナイト・アーメド・パラクICT担当国務相が先日デイリースターに明かした所によると、資金は世界銀行やアジア開発銀行、インドの融資、政府自身の財源で賄われるとされる。

「目標は2021年までにこの部門で50億ドル(5643億円)の収益を上げることであり、その目標を達成するためにインフラを開発する必要があります」と国務相。

政府は同時に人的資源の開発や接続性の確立、関係政策の改善を行っているという。

「ICT関連のビジネス環境を育み、国内のデジタル化プロセスを加速させる助けとなるでしょう」
政府の第一目標は、2018年までにソフトウェア輸出とアウトソーシングで10億ドル(1128億円)の収益を上げることだ。

目標が達成できれば、ICT部門は2021年には国内総生産(GDP)の5%以上に貢献することになる。

バングラデシュハイテクパーク委員会(BHTPA)はダッカ(Dhaka)のジャナタタワーに24.8億タカ(34.3億円)をかけ、シェイクハシナ・ソフトウェアテクノロジーパークを建設しており、6月には稼働開始予定だ。

敷地内の土地は24企業に対し、1平方フィート(0.093平方メートル)当たりわずか10タカ(14円)で割り当てられた。

BHTPAによれば、パーク内では合わせて1万人のIT専門家が同時に仕事をできるという。

4月最終週、政府はデジタル経済へさらに歩を進めるため、複数県で179.64億タカ(252.07億円)をかけたハイテクパーク12カ所の建設を承認した。

費用全体のうち、154.4億タカ(216.66億円)はインドからの融資で、残りは政府が負担する予定だ。

ハイテクパークはクルナ(Khulna)、ボリシャル(Barisal)、ロングプール(Rangpur)、ナトール(Natore)、チッタゴン(Chittagong)、コミラ(Comilla)、コックスバザール(Cox's Bazar)、マイメンシン(Mymensingh)、ジャマルプール(Jamalpur)、ゴパルガンジ(Gopalganj)、ダッカ、シレット(Sylhet)の12県に建設される。政府はまた、ガジプール(Gazipur)のボンゴボンドゥハイテクシティの建設も進めている。完成後、10年間で7万人の雇用を生み出すだろう。

BHTPAは30億タカ(42.1億円)を費やし、ラジシャヒ(Rajshahi)に"シリコンシティ"を作るための土地開発に着手した。来年には完了するという。このインフラはICT部門に指数関数的な成長をもたらすだろうと、国務相は話した。

また、政府は2021年までに知識ベースの社会を構築するとともに、ICT部門で若者200万人の雇用を創ると補足した。

The Daily Star May 07 2017
http://www.thedailystar.net/business/govt-invest-500m-tech-parks-1401853
翻訳:長谷川
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