2600万人が栄養失調に苦しむ

推定2600万人のバングラデシュ人が栄養失調に苦しんでいる。昨日、FAO(国連食糧農業機関)の専門家が話した。

「バングラデシュは長年にわたって進歩してきましたが、栄養失調に直面している人の数は非常に多いのです」
バングラデシュ食糧農業機関の栄養不足課題会議(MUCH)プロジェクトの最高技術顧問南口直樹氏はいう。

5歳未満の子どもたちの割合は1996年の60%から36%まで下がった。だが、政府目標は2020年までに25%に引き下げることだ。

一方、肥満女性の割合は1996年の3%から2014年の39%へ増加した。南口氏はダッカのショナルガオホテルで開かれたバングラデシュの食糧システムと栄養に関するセミナーで発表した。

国際栄養改善連合(GAIN)と国際食糧政策研究所(IFPRI)が、食糧省やオランダ大使館、ユニセフ、FAO、世界食糧計画、icddr.b(バングラデシュ下痢症研究国際センター)と協力してセミナーを開催した。

バングラデシュは食糧安全保障で進歩を遂げたが、良好な栄養状態を達成するための安全で手頃な健康食へのアクセスは依然として課題のままだと、専門家らは指摘する。

食生活の多様性を重視し、購買力や安全な食糧の質、女性のエンパワーメントの向上という持続可能な開発目標を達成するには、政府と民間のより大きな努力が不可欠だ。

栄養学者であるicddr.bのタウミード・アーメド博士は、各世帯の貧しい社会経済的地位と相まって、衛生観念の不足や貧弱な衛生設備が児童の栄養失調の大部分を占めると話す。

低体重児も別の問題の懸念になるとアーメド博士。バングラデシュでは新生児の26%が低体重で生まれ、それが10代の少女や母親たちの栄養失調に繋がるという。

都市部、とりわけスラムの貧困層は栄養失調のリスクが高く、食品汚染とジャンクフードの摂取が大きな懸念になっていると、博士は補足する。

栄養失調は高血圧、糖尿病、慢性疾患のリスクを引き上げる。
 「この状況を改善するため、代替的で効果的な方法を見つける必要があります」

カムルル・イスラム食糧相は、政府はビジョン2021やSDGの下、すべての国民のため、食料安全保障と栄養を優先させたと話した。

メヘル・アプロズ・チュムキ女性・児童問題担当国務相は、児童や女性、10代の若者たちの栄養改善のため、省庁横断的に取り組んでいることを強調した。

GAINのエグゼクティブディレクターであるローレンス・ハダッド博士は、"栄養に関する緊急課題"を解決するため、官民のステークスホルダー間の対話や団体行動の必要性を力説した。

バングラデシュ/The Daily Star May 08 2017
http://www.thedailystar.net/city/malnutrition-rate-very-high-fao-expert-1402228
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #栄養失調