アビンタ・サイバーセンター

アビンタ・サイバーセンター
昨年のグルシャンカフェ襲撃事件の被害者アビンタ・カビールさんを偲んで、写真アーカイブを備えた最新式のコンピューター施設がダッカ大美術学部の図書館にオープンした。

ダッカ大学のAAMS・アレフィン・シディック副学長が、美術学部の学生や教員が使う“アビンタサイバーセンター&アーカイブ”を開館した。

アビンタ・カビール財団がこの施設の立ち上げを支援した。

「アビンタさんは米国に住んでいたが、バングラデシュの恵まれない人のために働くことを夢見ていました。……闘争やテロリズムを根絶するため、共に立ち上がりましょう」
副学長はそう挨拶した。

「私たちは美術学部の学生や教員を支援することで、アビンタの記憶を風化させないようにとこの支援に踏み出しました」
アビンタさんの祖母でアビンタ美術ギャラリー館長のニル・ローシャン・マーシェド氏は話した。

「娘はバングラデシュから貧困をなくすことを夢みていました。彼女はこの国でNGOを始めたいと思っていました」
アビンタさんの母親ルバ・アーメドさんは涙で頬を濡らしながら、一人娘だった彼女の記憶を残してくれたダッカ大学に感謝の意を表した。

開館式には芸術学部長のニザール・ホサイン教授や教職員、学生、アビンタさんの家族が参加した。

昨年7月1日の夜、アビンタさんと2人の友人(エモリー大学のファラーズ・アヤーズ・ホサインさん、カリフォルニア大学バークレー校の学生でインド人のタルシ・ジャインさん)は、他19人の人質と共に、グルシャンのホーリーアルチザンベーカリーで起こった過激派襲撃事件で殺害された。

バングラデシュ/The Daily Star May 25 2017
http://www.thedailystar.net/city/cyber-centre-memory-abinta-opens-du-1410436
翻訳:吉本
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