帰還は23日に始まらない

【Prothom Alo】バングラデシュ関係者は、一時センターの設置準備と帰還者リストの承認に関する莫大な業務を挙げながら、23日(火)のロヒンギャ難民の帰還開始は延期になると話した。

バングラデシュ難民救援送還委員会のアブ・カラム・アサド委員長は、75万避難民の帰還がいつになるかについては言及しなかった。

「明日から帰還させる準備はできていません。まだ多くの準備が必要です」
アザド氏は22日(月)に話した。

一時センターの建設やミャンマーによる潜在的な帰還者リストの確認など、“厳格なプロセス”ができていれば帰還は始められたという。

国境付近の2カ所で、ミャンマーに引き渡す前に避難民を収容する一時センターの設置場所を確定したとアサド氏。

「これが完成しなければ、避難民を送り返すことはできません。建設作業は現在進行中です」

全ての送還手続きには2年かかる見通しだ。

人権団体や国連はロヒンギャ難民が自発的に帰還を望まなければならないとの見解を示すが、難民たちは故郷に帰ると殺人やレイプ、放火など多くの残虐行為があるとして、帰還に抵抗している。

多くのロヒンギャ居住地が軍や暴力的仏教徒によって、燃やされてしまったという懸念もある。

バングラデシュは国際社会に対し、国連難民機関が関与することを保証するよう求めている。

Bangladesh News/Prothom Alo Jan 22 2018
http://en.prothomalo.com/bangladesh/news/169901/Rohingya-repatriation-won-t-begin-Tuesday
翻訳:吉本
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