インドの貿易赤字は5年ぶりの高水準に

インドの貿易赤字は5年ぶりの高水準に
[The Daily Star]インドの貿易赤字は、6月に5年ぶりに最高値まで拡大したと、貿易赤字が原油価格の急騰とルピーの低迷を背景に大幅に上昇したとの見方を示した。

6月の商品輸出は前年比17.57%増加したが、貿易赤字は5月の146億2000万ドルから166億ドルに拡大した。石油輸入は56.61%増の127.3億ドル。

世界第3位の原油輸入国であるインドの石油輸入法案は、米国のイラン制裁が世界市場から相当量の原油を取り除く懸念が高まっていることから、世界的な原油価格で急騰した。イランとの2015年の核取引から抜け出したワシントンは、イランの原油輸入を11月から停止するよう各国に求めている。

インドの貿易収支は、先月ドルに対して過去最高を記録した弱体化インドルピーによってさらに悪化している。

償還ルピーと貿易赤字の拡大は、来年早々に国家選挙に先立って経済成長を促進することを目指しているナレンドラ・モデイ首相の挑戦となっている。

先月下旬、財務省の経済副長官、チャンドラ・ガル(サブハッシュ チャンドラ ガルグ)は、貿易赤字は拡大すると予想されていたが、その見通しは不透明だと述べた。

ガルグ氏は、「どんな嵐であっても、嵐であったり、嵐になるかどうかは分からない」と語った。

「石油は輸入と輸出の両方でスポークスポントを果たしてきた。ムンバイのはい銀行株式会社のチーフエコノミスト、シュブダダ・ラオ氏は、「輸入に12億3000万ドルを追加すると同時に、石油輸出の減少が1億1700万ドルに達した」と述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20180715
http://www.thedailystar.net/business/global-business/indias-trade-deficit-widens-5-year-high-1605355