洪水被害地域は食料、水不足

洪水被害地域は食料、水不足
【The Daily Star】16日、クリグラム(Kurigram)県アルプール(Ulipur)郡アナンタプール村で、4人の子どもと1人の女性が洪水に巻き込まれ、溺死した。

一方、ここ数日間、洪水で被災した数千人が、食料と水不足に苦しんでいる。

クリグラムの犠牲者はルナ・ベガムさん(28)、ルパ・モニさん(8つ)、ハシブル・イスラムさん(8つ)、スモンさん(8つ)、ルク・モニさん(8つ)。

アルプール警察のモアッゼム・ホサイン署長は、午後1時半頃、女性と子ども20~25人を乗せたボートの1部から突然水が漏れ、沈没したと述べた。

多くは泳いで岸にたどり着いたが、5人は生き残ることができなかったという。

県の救済・修復事務所の担当者は、現在、県内9郡の30万人以上が孤立状態で、洪水で1031世帯が浸水したと述べた。

食糧供給が滞っているため、影響を受けた人の多くは1日1回の食事で我慢しているという。

「私たちは5日前、ダーラ川の堤防まで避難してきました。それ以来、1日1食しか食べていません」
クリグラムショドル郡マドホブラム村チャールの洪水被害者モバラク・アリさん(66)は述べた。

洪水予報警報センター(FFWC)によると、洪水被害はクリグラム、ジャマルプール(Jamalpur)、ガイバンダ(Gaibandha)、ボグラ(Bogra)、シラジゴンジ(Sirajganj)、タンガイル(Tangail)で、一層深刻化する可能性があるという。一方、ラルモニルハット(Lalmonirhat)、ネトロコナ(Netrokona)、スナムゴンジ(Sunamganj)、シレット(Sylhet)、ハビゴンジ(Habiganj)、モウルブバザール(Moulvibazar)では改善するだろうとの見方を示した。

FFWC速報によると、本日、国内北部から北東地方で、中~大雨が発生する可能性があるという。

16日、FFWCの職員は、全国93カ所の河川状況を監視した。このうち23カ所で水位が危険レベルを超えていた。

チャトグラム(Chattogram)県パティヤ(Patiya)郡ショバンダンディユニオンではほとんどの井戸が水没し、飲料水確保に深刻な問題を引き起こしている。

16日、この地域を取材した特派員は、多くの村人が雨水を集める姿を目撃した。また、腰や胸まで水につかり、飲料水を求めて何マイルも歩く人の姿もあったという。

「私たちは水に囲まれています。しかし、飲料水は一滴もありません」
ユニオン内アダマラ・パラ地区に住むMd・ロックマンさんは述べた。

「水没していない井戸?が1本だけ残っていますが、そこは家から約2キロ離れています。全ての村人は腰や胸まで水に浸かり、そこまで水を汲みに行かなければなりません」
ヤクブ・ナゴール地区の住人Md・イドリスさんは述べた。 

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Jul 17 2019
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/flood-hit-areas-in-bangladesh-food-drinking-water-scarce-1772512
翻訳:吉本
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