子どものための夜間学校

子どものための夜間学校
【Prthom Alo】1年半前、タンガイル(Tangail)県の村に住む7人の若者が、貧しい生徒のため、夜間学校を開いた。学校には現在70人以上の生徒がいる。学校は放課後の学習支援と宿題の支援を目的に始まった。

夜間学校の生徒は、家庭教師を雇う余裕や自宅で勉強を手伝ってくれる人がいない子どもたちが対象だ。

このシャヒド・ムクティジョッダ・ミザヌール・ラハマン(Shahid Muktijoddha Mizanur Ra​​hman)夜間学校は、デルドゥア(Deldua)郡アティア村にある。

学校創設者のシェイク・オバイドゥル・イスラムさん、イムラン・ホサインさん、マルフ・ホサインさん、ザヒド・カーン・マジリスさん、アシフ・カーン・マジルスさん、サファヤット・ホサインさんは様々な短大や大学の学生だ。

村内には政府系小学校とマドラサ(イスラム学校)の2つの教育機関がある。以前、これらの学校の中退率は高かった。また、CGPA(成績評価)は良くなかった。

この問題について話し合った結果、彼らは生徒が勉強の疑問点を解決することに十分な助けを得られなかっため、試験で良い成績を取ることができなかったのだと推測した。

若者たちは村の貧しい子どもたちの家庭教師になろうと、夜間学校を開設した。

彼らは地区の『自由の戦士』ミザヌール・ラハマン氏にちなんで学校を名付けた。そして地元のコーチングセンター当局に、夕方、そのスペースを使いたいと要望し、2018年6月に夜間学校が始まった。

生徒のシャヒンさんとリアさんは、両親は家庭教師をつける余裕がないと話した。彼らは夜間学校で宿題を手伝ってもらっている。

4学年のディガンタさんは、先生たちは問題をよく理解できるように教えてくれると話した。

「電気代と生徒のペンとノートの提供に毎月4500タカ(5946円)ほど必要ですが、寄付で賄っています」
教師のザヒド・カーン・マジリスさんは本紙に話した。

父親の1人サフェド・アリさんが、夜間学校の前で息子を待っていた。サフェドさんは読み書きができないため、息子を助けられず、家庭教師を雇う余裕もないという。
「この学校は大きな救いです」

ユニオン議会のシラジュル・イスラム・マリク議長は、若者たちの行動は偉大だとし、近隣の村でも同じような学校が設立できるとした。

「我々は学校を訪問し、経済的支援を行うつもりです」
郡議会のマウムドゥル・ハサン議長は彼らの行動を賞賛した。

Bangladesh News/Financial Express Oct 14 2019
https://en.prothomalo.com/bangladesh/news/203271/Night-school-for-poor-students
翻訳:吉本
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