トランスジェンダーが議長に

トランスジェンダーが議長に
【Financial Express】法律が依然として性的少数派を差別しているイスラム教徒が主流のバングラデシュで、トランスジェンダーの候補者が地方の町の代表に選出された。AFP報道。

14日、ピンキー・カトゥンさんはライバルに4千票以上の差をつけ、国内西部ジュナイダ(Jhenaidah)県コッチャンドプール(Kotchandpur)郡の議長に選出されたと、地元警察のマウブーブル・アラム署長は述べた。

「私はとても喜んでいます。選挙中は個別訪問でキャンペーンを行いましたが、誰もが前向きな反応でした」
衣料品店のオーナーでもあるピンキーさんは話す。

「差別やヘイトキャンペーンに直面したことはありませんでした」

バングラデシュには『ヒジュラ』として知られるトランスジェンダー(男性で生まれたが男性とは言及していない人を指す包括的用語)がいて、2013年以降、別の性として認められている。

今年、この性の人が選挙人として登録することが許された。

37歳のピンキーさんは与党バングラデシュアワミ連盟の青年部の役員で、党が誰も公認しなかった後、人口20万人のコッチャンドプールの独立候補として選挙運動を行った。

「私の目標は、女性の地位向上のために働き、権利を保護することです」
女性を自任するピンキーさんは話す。

「ヒジュラが社会で自立した生活が送れるように活動します」

政府はバングラデシュには約1万人のヒジュラがいるとしているが、民間の推定では、差別を避けるために公言していない人を含めると、50万人ほどいると見られている。

バングラデシュにはイギリス植民地時代の法律があり、めったに適用されることはないが、同性愛者のセックスは刑務所に入れられることになっている。

LGBTコミュニティも社会的差別に直面する。

トランスジェンダーの人権活動家アノニャ・バニク氏は、国内初のトランスジェンダー政治家の誕生は『大きな成果』だと述べた。

「社会に良い影響をもたらし、他の性的少数者を励まします。この選挙は、バングラデシュ国民の性的少数派に対する態度の変化を反映していると思います」

Bangladesh News/Prothom Alo Oct 16 2019
https://en.prothomalo.com/bangladesh/news/203376/Bangladesh-gets-first-Transgender-people%E2%80%99s
翻訳:吉本
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