【Financial Express】今会計年度、バングラデシュの農産加工品輸出は、10億ドル(1110億円)になると見込まれる。米国の報告書が予測した。
報告書は、この新興部門の真の可能性を引き出すため、政府の適切な政策支援の必要性を強調した。
過去5年間、44％以上の成長を遂げる農産加工部門は、2017-18会計年度、6億3500万ドル(704億7700万円)の輸出収入をもたらした。
世帯収入と購買力の増加がこの成長に寄与していると、農業ビジネスの専門家クルシッド・アーメド・ファーハド氏が本紙に語った。
一方、この部門への投資の低さを非難するアーメド氏は、農産加工は特定地域（北部地方）に限定されるため、他の地域で生産された農産物を結集させることは難しいとした。
国内には400社以上の食品加工会社があるが、輸出志向企業はわずか12社。これらの市場リーダーだけで全体の66％、3.33億ドル（370億円）の収益を上げている(2016-17会計年度)。USAIDが最近作成した報告書は述べる。
2014年から2018年までの年間平均成長率は15％で、国内販売と輸出を合わせた市場規模は約48.1億ドル(5338億円)に達した。
業界関係者によると、農産物加工部門は雇用成長率が15ｰ20％と、雇用創出可能性が非常に高いという。
現在、約30万人が働き、そのうち22.86％が女性だ。
専門家はこの部門の真の潜在力を引き出す主要課題として、加工品包装材料の輸入依存、品質管理メカニズムの欠如、監督機関がないことを挙げた。
一方、部門を拡大するには、輸出に対する20％の補助金のような政府の財政的インセンティブが重要な役割を果たすと指摘した。
農産加工部門には、パフライス(シリアル食品)やビスケット、ポテトチップス、冷凍果物、野菜、ジャム・ゼリー・漬物・パルプ・ジュース・ケチャップなどの果物加工品が含まれる。
Bangladesh News/Financial Express Nov 7 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/agro-processing-exports-set-to-hit-10b-usaid-report-1573100889
翻訳：吉本
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