衣料品輸出6.61%減少

衣料品輸出6.61%減少
【Financial Express】2019-20会計年度当初5カ月(7-11月)の、新興市場への衣料品輸出は、6.61%のマイナス成長となった。

業界関係者によると、オーストラリア、ブラジル、チリ、中国、インド、日本、韓国、メキシコ、ロシア、南アフリカ、トルコが、従来の伝統的な輸出先であるEU、米国、カナダ以外の新興市場だと見られている。

バングラデシュ衣服製造輸出業者協会(BGMEA)のデータによると、これらの11新興市場のうち、インド、韓国、メキシコを除いた8カ国への輸出がマイナス成長になったという。

この5カ月、衣料品産業は新興市場への輸出で22.4億ドル(2486億円)の収益を上げた。前年同期は24億ドル(2664億円)だった。

ブラジル、中国、南アフリカ、トルコへの輸出は、それぞれ34.12%、21.47%、19.47%、34.92%のマイナス成長だった。

オーストラリア、日本、ロシアへの輸出は、それぞれ7.17%、4.50%、2.74%減少しだが、チリは1%未満の減少だった。

昨会計年度の衣料品輸出は総額341.3億ドル(3兆7880億円)で、そのうち新興市場への輸出は56.8億ドル(6304億円)に上った。新興市場へ輸出は21.77%増加したが、11カ国だけで76%以上を占めた。

2020会計年度当初5カ月で、EU、米国、カナダの伝統市場への衣料品輸出も、それぞれ8.51%、5.17%、13.15%減少した。

アパレル輸出業者は、世界需要の低迷や製品価格の下落、米中貿易戦争の緊張、主要な競合国の通貨切り下げ、複数の新興市場での高関税などが業績不振の原因だとした。

対策について尋ねられたBGMEA会長のルバナ・ハク博士は、「製品の多様化、綿製品への過剰な集中を解消することが必要です」と述べた。

新興市場にも製品のミスマッチがあるとしたハク氏は、新興市場をもっと観察することを提案した。
 
ハク氏はデータを引用しながら、ニット綿Tシャツが今週最大の輸出品目であり、それが収益と量の両面でマイナス成長を招いたと指摘した。

一方、ニット非綿ジャージとプルオーバーは今週最も生産が落ち込んだが、商品価格は上昇したという。

ハク氏は、今年、上位20品目のうち13品目の輸出額が減少したが、価格の下落は9品目だったと補足した。

ブラジルを期待の持てる市場の1つと見なす輸出業者は、南米市場最大の市場を獲得できなかった背景に、高関税と継続的な努力の欠如があると非難する。

また、アパレル製品に補助関税を課して国内産業を保護するトルコへの輸出も減少したと述べた。

Bangladesh News/Financial Express Dec 18 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/rmg-export-drops-661pc-in-july-nov-1576642969
翻訳:吉本
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