環境に優しい衣料品工場

環境に優しい衣料品工場

【Financial Express】国内にある500カ所以上の衣料品工場は、グリーンで環境に優しい生産施設として登録があり、長期に渡って持続可能な事業を続けることに取り組んでいる。

現在、バングラデシュには、米国グリーンビルディングカウンシル(USGBC)の認定を受けた、合計108のLEED(人々の健康に良い影響を与えることに配慮し、再生可能なクリーンエネルギーを促進する建造物)グリーン工場がある。そのうち26カ所は、最高位のプラチナランクとなっている。

国内衣料品単価は下がりつつある一方、2014年以降、国内のグリーン工場数は大幅に増加している。

25日、バングラデシュ衣料品製造・輸出業者協会(BGMEA)は、グルシャン事務所で開いた会合でこれらの統計を明らかにした。

BGMEA会長のルバナ・ホク博士が議長を務め、国際労働機関(ILO)のトゥオモ・ポウティアイネン国内理事が参加した。

政府、バイヤー、専門家、欧州連合(EU)、国際金融公社(IFC)その他の援助機関代表者も会議に出席した。

2014年は1平方メートル当たり3ドル(333円)だった米国輸出向け衣料品単価は、2018年には2.79ドル(310円)まで下がった。また、EU市場向けの100kg当たりの衣料品単価は、2014年の1573.2ドル(17万4605円)から、2018年の1515.46ドル(16万8196円)まで下がったと、BGMEAは明らかにした。

BGMEAはグリーン成長への主要課題として、グリーンテクノロジーへの投資を評価するスキルの欠如、環境外部性を内部化できないこと、リスクとリターンの折合い、運営リスクや高い初期投資、意識の欠如、利害関係者間の共有化されたオーナーシップを挙げた。

参加者らは主要障壁の1つである資金調達へのアクセスについて、大規模工場は資金にまったく問題がないため、グリーン工場設置に投資できるとした一方、中小企業は銀行などの金融機関から融資を受けるための保証が必要で、困難さに直面しているとした。

この点に関して参加者らは、政府か援助機関が保証人になるべきだと提案した。

その他の議題として、工場の生産能力の向上、工場労働者のコミュニティ開発、持続可能性イニシアチブのマッチング基金、持続可能な生産プロセスのインセンティブなどが話し合われた。

Bangladesh News/Financial Express Jan 26 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/over-500-rmg-units-get-listed-as-green-factories-1580013632
翻訳:吉本

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