【The Daily Star】人々の快適で安全な移動の確保や観光の発着地として、バングラデシュ南東部の経済特区に、5つの突堤と必要なインフラ設備が作られる。
バングラデシュ内陸水運局(BIWTA)がバングラデシュ経済特区庁(BEZA)と協力し、20年7月から23年6月にかけて、192.3億タカ(254.1億円)のプロジェクトを実施する。
政府が基金を提供し、BEZAがプロジェクト実施のための土地の調整を行う。
突堤は、チッタゴン(Chittagong)やコックスバザール(Cox’s Bazar)住人に商品物流を増やすインフラ設備となり、経済発展に貢献すると、BEZAのパバン・チョードリー長官は本紙に話した。
同庁はBIWTAに対し、特区内に突堤を設置するよう強く求めている。
同意を求めるため、この提案は船舶省に送られた。その後、承認のために計画委員会に送られると、BIWTAの関係者は話した。
最新の発着施設を作ることで、観光の拡大や国内外の観光客を惹きつけることに役立つだろうとチョードリー氏はいう。また、船舶を使った輸送事業や雇用の拡大に繋がり、経済活動が活性化し、地元農家や小規模企業家は、低コスト、短時間で商品を輸送できるだろうと補足した。
計画された突堤は、テクナフ(Teknaf)のナフ河畔やモヘシュカリ島のサンドウィプ海峡に建設される。
サンドウィプ海峡に面するミルザライ経済特区は、数十万人の労働者が働く産業のハブになる。労働者は特区やサンドウィップ海峡、近隣の島々の間を移動する。スムーズな移動のため、突堤は必要とされるだろうと、チョードリー氏は話した。
テクナフのスブラン・ジャリアー・ドウィップやコックスバザールのソナディア島では、将来、毎日数千人もの観光客を引き付けるエコ・ツーリズム・パークが設置される。
このプロジェクトの下、BIWTAは船舶が安全に停泊できるよう36.7万立法メートルを浚渫し、258.6エーカーの土地を取得する。
突堤スペースに7万5480平方フィート、停泊ヤードに8458平方メートル、アクセス道路に2万4千平方メートル、河畔保護のため4千メートルの堤防を建設する。
BIWTAは2万3488平方メートルの港湾複合施設を建設する。
ミルザライとコックスバザール地区では、複数の経済特区の建設が行われている。
バングラデシュ工科大学の専門家チームは、突堤とヤードの設計を準備し、実現可能性調査を行った。
Bangladesh News/The Daily Star Feb 24 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/ctg-regions-economic-zones-get-five-jetties-1872184
翻訳:吉本