NEC、第2次展望計画承認

NEC、第2次展望計画承認

【Financial Express】国家経済会議(NEC)は、2031年までに高中所得国、2041年までに高所得国及び先進国になるための、第2次バングラデシュ展望計画(2021-2041年)を承認した。

25日、第1次展望計画(2010-2021年)の実施終了期限が近づく中、シェイク・ハシナ首相が議長を務めたNEC会議で承認された。

会議後に記者会見を行ったMAマンナン計画相は、ガバナンス、民主化、地方分権、能力構築という4つの制度的柱に基づいて、今後20年間の歴史的な概要文書を承認したと述べた。

長期展望計画によると、2041年まで国民1人当たりの収入は現在価格で1万2500ドル(138.7万円)になる。また、2031年のGDP成長率は9%、2041年は9.9%の成長を予測する。

2031年の極貧率は2020年(基準年)の9.38%から2.55%に、2041年はさらに0.68%に低下し、貧困率は2031年は7%、2041年は3%以下だと予測する。

長期展望計画の主な目標は、2031年までに極貧をなくし、2041年までに貧困率を3%以下に引下げることだ。

また、工業化と構造転換、農業部門や輸出志向経済の模範的な変化を確実に行うことを目的とする。

NECはこの長期展望計画の最終文書を承認したが、各省庁部局は今後1カ月でさらなるアイディアを入れることができるため、それらが組み込まれるだろうと、計画相は述べた。

【中略】

この長期展望計画は、バングラデシュの輸出収益が2031年までに1500億ドル(16.6兆円)、2041年までに3千億ドル(33.3兆円)に達する見込みであることを強調する。

また、2031会計年度のインフレ率は4.7%、2041会計年度は4.4%とし、投資率を2031年までにGDPの40.6%、2041年までにGDPの46.9%に引き上げることを目標にしている。

12章からなる229ページの文書では、2031年に国民貯蓄率をGDPの41%、2041年にはGDPの46.7%に引上げることや、2031年の収益率をGDPの19%、2041年はGDPの24.1%に引上げることを目標にする。

政府支出は、2031年はGDPの24.4%、2041年は29.6%を維持することにしている。

平均寿命は2031年には75歳、2041年には80歳を目標とし、人口増加は両年とも1%に留まると予測する。

Bangladesh News/Financial Express Feb 25 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/nec-approves-second-perspective-plan-1582632726
翻訳:吉本

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