ロックダウン延長か

ロックダウン延長か

【Financial Express】 イード・アル・フィトルを前に都市部から大勢の帰省客が故郷へ向かったことで、新型コロナウイルス感染拡大が再び起こるのではないかとの懸念を強めた政府は、ロックダウンをさらに1週間延長する可能性が高い。

また、マスク着用義務やパンデミック対策を徹底させるため、警察により多くの権限を与えることも計画している。

「大勢の人たちがダッカを離れた様子を見て、私たちは規制をさらに1週間延長することを計画しています。市民が戻ってくるには少なくとも10日はかかるでしょう」
13日、ファルハド・ホセイン人事担当国務相が述べた。

警察に治安判事の権限を与えるという考えについてファルハド氏は、法執行者は権限なしに市民にマスク着用を強制することはできないとした。

政府は新型コロナ第2波による感染者が1日あたり7千人、死者が100人を超えたことを受け、4月5日からロックダウンを実施した。

1カ月以上の制限期間を経て、13日には新規感染者数は1290人、死亡者は31人に減少し、この7週間で最小数となった、

県間の移動が禁止されている現在のロックダウンは、数回の延長を経て、5月16日に終了する予定だった。

ところが、イード帰省客はぎゅうぎゅう詰めのフェリーやトラックで移動している。時には命がけの危険な旅は、イード祭が終わればUターンしてくる。

「政府の真摯な要請や厳しい措置、専門家の警告など、何をもってしても帰省を止めることはできませんでした」
ファルハド氏は述べた。

10日、ザヒド・マレク保健相は、ロックダウンが続く中、自宅から出て故郷へ帰ることを「自殺行為」だと呼び、より感染力の強いウイルスを故郷に持ち込む可能性があると警告した。

また、変異ウイルスにより、インドでは毎日何千人もの人が亡くなっていると述べた。この変異ウイルスはネパールに広がり、壊滅的な被害をもたらしている。

マレク氏は、変異種はバングラデシュでも同様に発見されており、このまま帰省が続けば、バングラデシュもインドやネパールのようなひどい状況に陥る可能性があるとした。

「自宅待機しなければならない人が遠隔地に変異ウイルスを持ち込めば、全国の農村部に住む大勢の家族や村人が感染する可能性があるのです」

Bangladesh News/Financial Express May 13 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/national/govt-plans-to-extend-lockdown-further-1620921283

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