3年でGDP成長率8%へ

3年でGDP成長率8%へ

【Prothom Alo】政府の公式文書によると、バングラデシュは、国内外の経済がコロナショックや損失から立ち直るという仮定に基づき、今後3年で年間のGDP成長率を8%に引き上げる目標を立てた。

現在進めている改革構想や様々な刺激的プログラムにより、社会インフラや民間産業への投資が増加するとみている。

現2021-22会計年度のGDP予測は7.2%、次期2022-23会計年度の予測は7.6%とした。

一方、2023-24会計年度にGDP8%を達成することは、現在行われている公共・民間の投資を考えると厳しいものになるとも予測した。

2019-20会計年度の総投資額はGDPの31.8%(公共部門が23.6%、民間部門が8.1%)だったが、中期的(2023-24年)には公共及び民間投資の比率は36%(公共部門が26.8%、民間部門が9.2%)とした。

一方、中期マクロ経済財政予測では、2021-22会計年度は7.2%、2022-23年度は7.6%、2023-24年度は8%の成長率になるとした。また、2023-24会計年度の農業、工業、サービス業の成長率は、それぞれ4.2%、11%、6.9%になると予測した。

2015-16会計年度、2016-17会計年度、2017-18会計年度、2018-19会計年度、2019-20会計年度のGDP成長率は、それぞれ7.11%、7.28%、7.86%、8.15%、5.2%だった。

公式文書によると、政府は高い経済成長を達成するための設備を整えると同時に、より良いインフラ設備を持つ民間投資を促進するために公共投資プロジェクトを実施する。

公共投資の主な財源は、年次開発予算(ADP)による。

「だが、ADPによる公共投資の実施が進まないため、期待されたレベルに達していない」

公式文書によると、ADPによる実施を増やすため、政府は資金放出や手続きの簡素化など、いくつかの改革措置を講じているという。

インフレ率については、昨年度初め、食料品価格の上昇で非食料品価格が上昇傾向を示したものの安定していたとし、6%前後の緩やかな水準になるとした。

だが、満足のいく農業生産であること、食料価格が安定していることからインフレ率は6%を大きく下回るとしている。

そのうえで、現2021-22会計年度の予測インフレ率は5.3%、2022-23会計年度、2023-24年度はそれぞれ5.2%と5.1%とした。

2015-16会計年度、2016-17会計年度、2017-18会計年度、2018-19会計年度、2019-20会計年度、2020-21会計年度のインフレ率は、それぞれ5.9%、5.44%、5.78%、5.5%、5.7%、5.4%だった。

Bangladesh News/Prthom Alo Oct 9 2021
https://en.prothomalo.com/business/local/bangladesh-aims-to-attain-8pc-gdp-growth-in-3yrs-document
翻訳編集:吉本

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