1人当たりの所得2500㌦超え

1人当たりの所得2500㌦超え

【Financial Express】バングラデシュ統計局(BBS)のデータによると、2020-21会計年度のバングラデシュ国民1人当たりの所得は327ドル(3万7178円)増加し、2554ドル(29万377円)となった。

バングラデシュ通貨タカ(Tk)に換算すると、21万9644タカ(1ドル=86Tk)となる。

1人当たりの平均所得を算出するため、BBSは10年ぶりに基準を変更、2015-16会計年度をベースとした。

MAマンナン計画相は5月17日、2005-06年度を基準とした1人当たりの所得の速報値を2227ドル(25万3188円)と発表していた。

新基準では2019-2020会計年度は2024ドル(23万109円)と算出された。つまり、バングラデシュ人の平均所得は1年間で約2万8千タカ(3万7120円)増加したことになる。

同様に、国内総生産(国内で生産されたすべての商品とサービスの貨幣価値または市場価値の合計)も4090億ドル(46兆4992億円)に拡大した。前年度は3288億ドル(37兆3813億円)だった。

国民1人当たりの平均所得は、農業や製造業、サービス業などすべての国内産業からの所得と、海外で働くバングラデシュ人労働者が国内へ送金した金額を合計し、総人口で割って算出される。

「BBSは規定により、10年ごとに経済指標の算出に用いる基準年を変更しています。それに伴い、今回から基準年が2005-06年度から2015-16年度に変更されました」
BBSのGDP担当のジアウディン・アーメド氏は、2005-06年から2015-16年までの10年間で新たな経済活動が生まれたためにこの調整が行われ、経済指標が変化したと述べた。

このような調整が発生すると、GDPや国民1人当たりの所得など、ほとんどの経済指標が影響を受ける。

一方、この調整はまだ最終的なものではなく、政府の関連部門の承認を待っている状態だという。承認が得られれば、それに応じて情報が公表されることになると、アーメド氏は述べた。

Bangladesh News/Financial Express Nov 4 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/per-capita-income-in-bangladesh-crosses-2500-1636017729
翻訳編集:吉本

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