順調に進む優先プロジェクト

順調に進む優先プロジェクト

【The Daily Star】パドマ橋プロジェクトは残り11%の工事を残すのみとなり、関係当局は来年6月までの期限内にプロジェクトを完了させたいと考えている。

実施監視評価局(IMED)の8カ所の優先プロジェクトの進捗状況に関する報告書によると、パドマ多目的橋プロジェクトは11月時点でプロジェクト資金の87.67%が費やされた一方、89%の物理的進捗率を達成した。

プロジェクト責任者であるシャフィクル・イスラム氏は本紙に、残りの物理的工事はガス管設置や電気工事、河川訓練などだと述べた。

また、関連する進入道路について質問されたイスラムは、期限より早く完成できる可能性はないと言い切った。

国の南西地域とダッカを道路と鉄道で結ぶパドマ橋の建設は2014年11月に始まった。全長6.15キロメートルの橋が完成すればダッカと南西地方の21県が結ばれる。

橋の開通による経済効果として、国内総生産が1.2%押し上げることが期待されている。

IMED報告書によると、このプロジェクトの他、ランパル超火力発電所、ペイラ深海港、チャトグラム-コックスバザール鉄道リンクプロジェクトは、65%から73%の物理的進捗率を示したが、残り4カ所は50%以下となっている。

ダッカメトロプロジェクト(正式名称:ダッカ大量高速輸送開発プロジェクト6号線)は、割当て資金の75.63%を費やし、50%の進捗を記録した。

国内初のメトロ鉄道は来年12月16日(勝利の日)、ウッタラ(Uttara)-アガルガオン(Agargaon)間で部分開通する。

関係者によると、メトロ鉄道当局はこの新型公共輸送手段の部分運用を10編成で始める予定だという。

正式には大量高速鉄道6号線と呼ばれる高架鉄道は2200億タカ(2919.3億円)で建設中で、完成すれば1時間に6万人が移動でき、ウッタラからモティジール(Motijheel)までの移動時間を約2時間から40分に短縮する。

ランパルのマイツリー超火力発電プロジェクト(2X660MW)の建設は11月時点で推定資金1600億タカ(2123.1億円)の71.95%が費やされ、73.06%が完成した。

電力開発局(PDB)によると、この発電所は来年3月に試験的に発電を開始、5月か6月には国の送電網に電力を供給する予定だという。

推定費用1803億4470万タカ(2393.1億円)のチャトグラム-コックスバザール鉄道リンクプロジェクトは、11月時点で割当資金の33.88%が費やされ、物理的な作業の65%が終了した。このプロジェクトは観光地を鉄道網に組込み、アジア横断鉄道回廊との接続を確立することを目的としている。

ループプル原子力発電所プロジェクトは、11月時点で推定資金の40.44%が使われ、物理的進捗率42.12%となっている。プロジェクトディレクターのシャウカト・アクバー氏によると、予定の2024年より数カ月早い2023年から稼働する予定だという。当初、1号機は2024年に、2号機は2025年までに稼働する予定だった。

シェイク・ハシナ首相は10月10日、同発電所の1号機建屋で原子炉圧力容器設置工事の落成式を行った。

推定費用437億4470万タカ(580.5億円)のペイラ深海港プロジェクトは、割当て資金の71.24%が費やされ、83%の物理的作業が終了した。

3924.6億タカ(5207.7億円)のパドマ橋鉄道リンクプロジェクトは、11月時点で割当て資金の51.82%を費やし、48%の物理的作業が完成した。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 17 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/four-fast-track-projects-course-2919471
翻訳編集:吉本

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