GDP成長率目標引上げ

GDP成長率目標引上げ

【The Daily Star】政府は企業活動の回復と輸出収入の増加を見込み、来年度の経済成長率目標を7.5%に引き上げる予定だ。

2022年6月末までの現会計年度、政府は国内総生産(GDP)の7.2%拡大を目標としている。

この目標は、現会計年度の経済成長率を6.6%と予測する国際通貨基金(IMF)など様々な国際機関の予測よりも高い設定となっている。

財務省関係者によると、2022-23会計年度の7.5%の成長予測は、AHMムスタファ・カマル財務相を議長に開催された22日のオンライン財政調整協議会で共有されたという。

会議には、様々な省庁の高官が出席した。

カマル氏は、コロナの影響からの迅速な経済回復、輸出収益の増加傾向、より高い歳入を背景に、来年度のGDP成長率の上昇に明るい見通しを持っていると関係者は述べた。

バングラデシュの輸出は11月に急増、欧米経済の再開に伴うバングラデシュの衣料品に対する強い需要を反映し、40.4億ドル(4610.7億円)を記録した。単月で40億ドルの大台を超えたのは歴史上3度目で、前年同月比31.25%増だった。

他の2度は10月の47.2億ドル(5386.7億円)、9月の41.6億ドル(4747.6億円)だ。

IMFは今週、バングラデシュの今年度末のGDP成長率が6.6%になると予測。また、次期2022-23会計年度のGDP成長率は7.1%になるとした。

カマル氏はIMFの来年度の成長予測を引用しながら、同機関はバングラデシュがコロナの影響から迅速に経済回復していることを認識していると述べた。

バングラデシュは過去10年以上にわたって7%以上のGDP成長率を維持しており、2020年にパンデミックが発生する直前には8.2%という著しく高い成長率を記録している。

会議では来年度のインフレ率は5.5%と予測された。だが、国際市場における商品コストの上昇がバングラデシュの消費者物価上昇に結びついたため、10月のインフレ率は12カ月ぶりの高水準に跳ね上がった。

バングラデシュ統計局によると、10月の消費者物価指数は9月の5.59%から11ベーシスポイント上昇して5.7%となり、3カ月連続の上昇となった。

会議では来年度の各省庁における予算配分の規模や配分についても議論された。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 23 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/govt-target-75pc-gdp-growth-next-year-2923781
翻訳編集:吉本

#バングラデシュ #ニュース #GDP成長率 #インフレ率 #AHMムスタファ・カマル財務相