アイス市場好調に拡大

アイス市場好調に拡大

【The Daily Star】アイスクリームメーカーは、甘みのある冷凍品を摂取しても新型コロナウィルスの重症化リスクは高まらないという啓発キャンペーンを展開し、堅調な売れ行きを見せている。

2021年のアイスクリーム市場の規模は、前年の73億タカ(96.8億円)から93%増の141億タカ(187億円)以上となった。

この上昇傾向を考慮すると、2025年の市場規模は260億タカ(344.9億円)に達する可能性がある。

「アイスクリームはコロナウイルスを拡散しないことが人々に理解され、徐々に平穏な生活に戻ることで強固な成長を達成しました」
国内の人気アイスクリームブランドイグルー(Igloo)のシャミム・アーメド最高執行責任者は、コロナで被った損失を回復するため、事業を拡大したいと述べた。

近年、国民の消費意欲の高まりや都市化、地方での電力網の整備に伴って市場は拡大している。

「人里離れた村でも、店主がアイスクリームを常備するようになりました」
アーメド氏はバングラデシュのアイスクリーム産業には大きな可能性があり、少なくとも300億タカ(397.9億円)が投資され、直接・間接的に1万人以上が雇用されていると補足した。

市場にはイグルー、ポラー(Polar)、ラブロ(Lovello)、クワリティ(Kwality)、ザンジー(Zan Zee)、ブループ(Bloop)、サボイ(Savoy)の7社があり、年間約6千万リットルの国内需要に応えている。

イグルーが38%のシェアで市場をリード、ポラーが27%、ラブロが14%、クワリティが9%と続き、残りの市場シェアは他の企業で分け合う。

この分野への総投資額に関して信頼できるデータはないが、300億タカを下回ることはないと考えられている。

コロナパンデミック前の数年間、アイスクリーム業界は約15%の成長を記録していたとアーメド氏。だが、1人当たりの年間消費量はまだ333mlに過ぎないという。

アイスクリーム会社は棒アイス、カップ、コーン、シャーベット、チューブ、ケーキなど、合わせて約40種類を提供する。そのうち、バングラデシュで最も消費されているのはバニラ味だ。

一方、牛乳や乳脂肪、植物性脂肪、砂糖などの原材料は主にヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドからの輸入に頼っている。

クワリティ・アイスクリームのサイフル・イスラム総務部長は、コロナウイルス感染率の鈍化により売上は大幅に増加したが、原材料や輸送コストの上昇で利益率は低下したとし、市場関係者間の不健全な競争もビジネスに影響を与えていると述べた。

タウフィカ(Taufika)食品とラブロ・アイスクリームのザカリア・ホサイン会社秘書(法律顧問)は、新型コロナで深刻な被害を受けなかったため、アイスクリーム業界はすぐ回復することができたという。

一方、アイスクリームは保存がきき、利益率の高い商品として、小売店から好まれている。
「これが市場の急成長を支えているのです」
ホサイン氏は述べた。

ブループのニルマル・チャンドラ・ショルダー会社秘書(法律顧問)は、アイスクリームメーカーは前年は最悪だったにもかかわらず、2021年の売上は前年と比較して大幅に伸びたと述べた。

Bangladesh News/Thae Daily Star Jan 17 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/ice-cream-market-sees-good-growth-2940736
翻訳編集:吉本

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