輸出工場のデジタルマップ化

輸出工場のデジタルマップ化

【Financial Express】デジタルプラットフォーム「マップド・イン・バングラデシュ(Mapped in Bangladesh:MiB)」は、バングラデシュ全土に広がる輸出向け衣料品工場3723カ所のデータをセンサス方式で収集し、無料、中立、インタラクティブ、オープンアクセスなデジタルマップを作成した。MiBのアフシャナ・チョードリー企画部長は述べた。

「MiBは正確なデータの不足に対応するために設立されました。この活動を始めた当初は実データを得るのに苦労し、さまざまなソースから多くの二次データを得ました。その結果、信頼できるリアルタイムのデータをステークホルダーに提供し、情報に基づいた意思決定ができるようにすることが大きな目標になりました」

チョードリー氏によると、この情報技術の時代にデータをより有用なものにするため、ブラック大学(BracU)起業家精神開発センター(CED)はオランダやロウデス(Laudes)基金から資金提供を受け、輸出向け衣料品工場をデジタルマッピング化する仕組みMiBを作った。

バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会(BGMEA)とバングラデシュニットウェア製造輸出業者協会(BKMEA)がMiBの戦略的パートナーで、工場施設検査局(DIFE)が必要な支援を提供する。

「このプロジェクトは衣料品産業を対象としましたが、他の産業でも活用できるデジタルマップだと思います」
チョードリー氏は衣料品産業を優先したことについて問われ、どこかで始めなければならなかったので衣料品工場から始めたとし、資金提供してくれる人がいれば他産業でもデジタルマップを作成できると述べた。

また、プラットフォームの使い勝手の例として、データベースと地図の両方を兼ね備えていることを挙げた。各工場には固有の番号があり、労働者の利益のために活動する組織は、マップを使ってどのブランドがどの工場と取引しているかを把握することができる。

「まだ最初の段階ですが透明性を追求するためにすべきことはたくさんあります。この地図は私たちが大きな一歩を踏み出したことを示すものなのです」

「この地図はユーザーフレンドリーですが、機能面ではまだまだ改良が必要です。現在、マップの標記は英語ですが、資金を獲得できれば次のフェーズではベンガル語で開発し、労働者を含むあらゆる関係者にとってより使いやすいマップにしたいと思います」

そのうえでチョードリー氏は、工場へのアクセス、関係者の協力、データ収集の困難なプロセス、収集したデータの検証など、多くの課題に直面したと振り返った。

それらを通じてMiBは業界関係者に広く知られるようになり、衣料品産業改善のための透明性メカニズムが受け入れられるようになったと、BracUCEDの理事でもあるチョードリー氏は述べた。

Bangladesh News/Prothom Alo Mar 31 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/mapped-in-bangladesh-digitally-maps-3723-export-oriented-rmg-factories-afshana-choudhury-1648717352
翻訳編集:吉本

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