【The Daily Star】D-8経済協力機構は、2030年までに域内貿易を約3倍の4000億ドル(54兆1576億円)に拡大することを目指し、今年10月までに特恵貿易協定（PTA）を発効させたいとしている。

現在、D-8加盟国間の貿易は1290億ドル(17兆4658億円)、25年前には140億ドル(1兆8955億円)だった。

27日、D-8事務局長のイシアカ・ア・イマム氏は、ダッカのホテルインターコンチネンタルで開かれたD-8閣僚会議後、記者団に対し、2030年までに貿易額を4000億ドルにしたいと述べた。

また、D-8はメンバー間で迅速かつ効果的な支払いを行うため、マスターカードのような決済カードの開発を検討しているとした。

「また、外貨準備高への圧力を軽減するため、交換貿易制度も検討しています」

イマム氏は、世界的なインフレを引き起こし、低所得国や発展途上国に最も影響を与えている食糧や燃料の高騰など、現在の世界的な課題を考慮に入れたという。

AKアブドゥル・モメン外相は会議後の記者会見で、途上国（Developing)8としても知られるD8諸国の中で、エジプトはPTAの批准に最後に合意したとし、我々は今後、貿易を大幅に促進することを望んでいると述べた。

D8諸国は世界人口の約13％を占め、国内総生産は約4兆ドル(541.6兆円)、輸出は1兆5千億ドル(203.1兆円)を占める。

「この巨大な市場とそれがもたらす経済への好影響を無視することはできません。今こそ、貿易と投資にもっと真剣に集中する時です」
モメン氏は、シェイク・ハシナ首相は、国内の経済特区やハイテクパークで、D8加盟国の投資家にスペースを提供したと述べた。

会議では貿易と投資、産業、エネルギー、農業、輸送、観光について議論したという。また、世界的なエネルギー危機を受け、エネルギーに関する閣僚級会合を開催することも決定した。

#バングラデシュ #ニュース #PTA #特恵貿易協定 #途上国 #D8

D-8 10月までにPTA発効か