2022年国勢調査

2022年国勢調査

【Financial Express】7月27日に発表された2022年人口住宅統計国勢調査「暫定版」で、バングラデシュの人口は1億6516万人となったが、多くの社会分野で心強い変化の兆しが見られる。だが、暫定版のため、多くの更新と修正が予想される。

国勢調査は10年ごとに実施され、その10年間の人口動態の推移が報告される。1974年に初めて実施された後、1981年、1991年、2001年、2011年、そしてコロナパンデミックのおかげで1年遅れた2022年、第6回目の国勢調査が実施された。

バングラデシュ統計局(BBS)が、調査員によって集められた重要な人口統計情報を照合する役割を担う。

第1回国勢調査では人口が7639万8千人であることが明らかになったが、年月が経つにつれ、国勢調査は特定の地域の住民数とは別に、より新しい特徴を持つようになった。

2022年暫定版で最も顕著な発見は、男性人口と比較して、女性人口が急激に増加したことだ。女性人口は8335万人で全人口の50.50%、男性は8171万人で49.50%で、男女比は98:100.3となった。

ジェンダーの専門家たちはこの現状に戸惑いを感じている。彼らは男性の海外在住労働者が国勢調査の対象外に留まるべきかどうか、困惑しているのだ。

一時的に海外に滞在していても、国勢調査のデータに含まれないということはない。彼らを国勢調査に含めるという要求は見過ごすことはできない。もし、現在の情報が間違っていると証明されれば、公金に関わる他の多くの問題も、まったくの無駄であることが証明される可能性がある。

社会は、女性がエンパワーメントを享受することを望んでいる。だが、いくつかの神話がその邪魔をすることがある。今年はデジタル機器を装備した賢く若い調査員たちが多くの地域、特にスラム街で冷遇されたことに落胆を覚えた。多くの人が収入源や家族の人数など、基本的な情報を開示したがらなかったのだ。彼らは幻の権力者から迫害されるのではないかと恐れていた。

「世帯調査」は、この調査全体の中で重要な位置を占めると考えられている。食料消費、社会保障、その他多くの基本的な必需品を必要としている人々を決定する作業において必要なことだからだ。

2022年国勢調査暫定版は、暫定版にもかかわらず、教育、識字率、若年人口の増加、携帯電話やデジタル電話機器の使用、インターネットの利用など、多くの分野をカバーしている。そのため、国勢調査報告書の草案に、誤りや間違った情報が入り込む可能性は否定できない。誰もが、あらゆる種類の誤報や不正確な情報がない国勢調査の最終報告書に注目している。

Bangladesh News/Financial Express July 31 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/editorial/population-census-2022-1659283356
翻訳編集:吉本

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