【Financial Express】12月に開通するメトロ鉄道ウッタラｰアガルガオン間では、ダッカ交通調整局（DTCA)がスマートカードによる発券システムを運用する予定だ。

集積回路（IC)ベースのスマートカードを運用するクリアリングハウスがDTCA下に設立されたため、同局は主な機能に加えて、公共交通事業者（PTO）としての役割を果たすことになる。

関係者によると、国有の特別目的会社（SPC）が設立されるまでは、BR(バングラデシュ鉄道)やBRTC(バングラデシュ道路交通公社)、BIWTC(バングラデシュ内水面交通公社)などの公共交通事業者は、各交通機関でそれらのカードを使用するためにDTCAと契約を締結する必要があるという。

また、クリアリングハウスがカードの売買や使用記録を毎日保存しており、PTOはそれぞれの記録に基づき、口座で清算する責任があると指摘した。

「今のところ、MRTはスマートカードを使うことになっており、DTCAがPTOとして、ダッカ大量高速輸送社(DMTCL)にチケットの記録を明らかにすることになっています」

政府は2018年に最初のスマートカード「ラピッド・パス(Rapid Pass)」を導入した。だが、DMTCLは大量高速輸送鉄道(MRT)6号線に導入するために、同様のカード「MRTパス」を100万枚近く作った。

19日、DTCAとDMTCLは運輸(道路交通橋梁)省で、道路交通高速道路庁（RTHD）のABMアミン・ウラー・ヌリ長官と、DMTCLのMANシディック社長がそれぞれを代表して協定に署名する。

DTCAとRTHDの関係者は、すべての公共交通機関のICカードの効率的な使用を確保するため、独立して発行、運営、販売するSPCを設置する努力がなされてきたとした。SPC設置後は、DTCAが規制当局の役割を果たすことになる。

DTCAはラピッド・パスの発売以来、既存の公共交通機関にICカードを導入しようと試みてきたが、関係する交通事業者の非協力的態度により、その試みは成功してこなかった。

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メトロチケット DTCA担当