2040年までに1兆㌦経済圏に

2040年までに1兆㌦経済圏に

【Financial Express】中間・富裕層の急増により、バングラデシュは2040年までに平均成長率5.0%で1兆ドル(139兆円)規模の経済になる見通しだと、米コンサルティング会社ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が調査結果を発表した。

国内の消費者市場は2020年の1900万人から2025年に3400万人に急速に拡大する中間・富裕層によって、世界第9位の消費者市場になると予想されている。

2016年から2021年にかけての年平均経済成長率が6.4%、人口1億7000万人のバングラデシュの消費者市場は、インドやインドネシア、ベトナム、フィリピン、タイといったアジアの主要国よりも急速に成長する。

バングラデシュにおける消費者需要の急速な高まりと支出の増加は、中間層と富裕層によってもたらされる。現在の経済規模は4160億ドル(57兆8194億円)で、国内総生産の69%(2021年)を占める家庭消費に大きく依存している。

「バングラデシュの消費者は楽観的だ。この重要な楽観主義が、バングラデシュが過去10年間に経験した高成長の好循環を始動させた」

BCGの調査は、バングラデシュが今後10年間に世界で最も急成長する消費者市場になると予測したHSBCの最近の報告書を反映している。

だが、どんな物語にも浮き沈みは付きものだ。現在の経済情勢は短期的には流動性の問題、為替リスク、インフレ圧力など、複数の不確実性を生み出しているが、BCGは政府が講じている対策により、バングラデシュは1兆ドル経済への道を歩み続けることができるはずだとした。

「世界経済の減速に起因する最近のマクロ経済的な課題により、楽観的なレベルは低下しているが、回答者の57%は、特に国がスキルベースの経済へ移行するにつれて、次の世代が自分たちより良い生活を送ることができると信じ続けている」

バングラデシュは「目覚ましい成長」により、2015年、世界銀行が分類する低所得国から低中所得国(LMIC)への移行を果たした。

インドより5年遅れでLMICに移行したにもかかわらず、一人当たりのGDPはすでに地域内諸国より高く、2031年までに上位中所得国になることを目指している。

Bangladesh News/Financial Express Nov 26 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh-poised-to-become-trillion-dollar-economy-by-2040-us-firm-1669381848
翻訳編集:吉本

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