帽子・キャップ輸出50%増

帽子・キャップ輸出50%増

【Financial Express】輸出振興局(EPB)のデータによると、2022-23会計年度(FY23)当初5カ月間(7-11月)、バングラデシュの帽子・キャップ製品の輸出額は1億9343万ドル(264.8億円)に達し、世界市場における帽子やキャップの主要な供給国の一つとして浮上してきた。

本紙の分析では、124億ドル(1兆6975億円)相当の世界輸出市場で7位を確保した。世界最大の帽子・キャップの輸出国は中国で、その後、イタリア、ベトナム、ドイツ、オランダ、フランスが続く。

販売額は、中国、イタリア、ベトナムの3カ国で世界の55.1%を占める。バングラデシュのシェアは3.8%(21年)だった。

世界的な経済危機の中、バングラデシュの帽子・キャップの輸出は前年同期比50%の成長を記録した。昨年同期は1億2925万ドル(176.9億円)だった。

商業省の職員によると、政府は現会計年度、4億1010万ドル(561.4億円)相当の帽子・キャップの輸出目標を設定している。

EPBのデータによると、FY20はコロナ禍で帽子・キャップの輸出は減ったが、FY21から回復。この年は2億2638万ドル(309.9億円)相当の商品を出荷、FY22は3億6463万ドル(499.2億円)に増加した。

バングラデシュ産帽子・キャップの主要輸入国は、米国、欧州、ロシア、インド、マレーシア、モルディブ、インドネシア、シンガポール、中東諸国、中央アジア諸国、英国、一部のアフリカ諸国となっている。

国内輸出業者によると、帽子・キャップのほとんどはダッカやチッタゴン、ウッタラ(サイドプール県)の輸出加工特区(EPZ)で生産され、残りは国内各地の工場や家内工業で作られている。

政策調査研究所(PRI)エグゼクティブ・ディレクターのオーサン・H・マンスール博士は本紙に対し、帽子・キャップの前年比出荷額の伸びが目覚しいことから、輸出バスケット多様化のための有望製品の1つになりうると述べた。

また、この製品最大の供給国である中国はハイテク産業に移行しているため、その恩恵を受けるバングラデシュは輸出量を増やすことができるとした。

今後数年間で界の輸出シェアの30~50%を獲得するため、政府は中国の産業転換を利用し、国内製造能力を向上させる積極的な政策をとるべきだと、マンスール氏は補足した。

Bangladesh News/Financial Express Dec 11 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/export-of-headgears-caps-bd-bags-19343m-posts-50pc-growth-in-jul-nov-1670640314
翻訳編集:吉本

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