観光地が知られていない

観光地が知られていない

【The Daily Star】適切な計画の欠如により、バングラデシュの観光産業はまだ知られておらず、繁栄していない。これは、2030年までに持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための障害となり得る。

観光名所になるはずの多くの場所は一般にはまだ知られておらず、あらゆる層の観光客、特に経済的にそれほど裕福でない人たちがアクセスできるようになっていない。

SDGsの17目標のうち、3つが観光分野に直接つながっている。これらの目標は国によって異なるが、少なくとも6つの目標がバングラデシュに関係している。

21日に開かれたセミナーで専門家らが述べた。

「毎年、約250万~300万人が観光目的で海外に飛び立っています。バングラデシュには多くの観光地があり、1千万人の外国人居住者がいますが、政府はそれを適切に活用できていません」
国内旅行雑誌『Vromon Magazine』の編集者アブ・スフィアン氏は述べた。

セミナー「ポストコロナの観光:バングラデシュのSDGs達成のための重要なツール」は、財務省の社会開発基金(SDF)とVromon Magazineが共催、インターコンチネンタルホテルダッカで開催された。

スフィアン氏は、観光客を誘致するため、日本やイタリア、インド、ベトナム、スリランカ、ネパール、マレーシアなどの国々はポストコロナ後の3~10年の代替計画を策定し、すでに大きな成功を収めているが、同じことがバングラデシュでは行われていないとした。

「バングラデシュがこの機会を活用できなければ、2023年以降、国内観光産業は大災害に直面することになるでしょう」

計画の欠如を認めたMAマンナン計画相は、民間航空・観光省に対し、経済的に恵まれていない国民のためにアメニティを増やすことを目標とした小規模プロジェクトを行うよう要請した。

「国内にはポトゥアカリのクアカタ海岸、ラタルグルの湿地林、シレットのビサナカンディ庭園や丘陵地帯、スナムゴンジのスナムガンジのタンガル・ハオールなど、人気の観光地がたくさんあります。低所得者層がよく訪れる場所ですが、休憩場所や看護ステーション、衛生設備など、十分なアメニティがありません」

マンナン氏は、放棄された空港を使った短距離飛行の再開も求めた。

Mマウブーブ・アリ民間航空・観光相は、観光産業は複数のインセンティブや施設、課税の撤廃を必要としていると述べた。

「私たちは観光で多くのことを行ってきたが、それは無意味なことでした。適切な計画を立てて実行してきたことではなかったからです。この困難を克服するため、政府は観光産業を発展させるためのマスタープランを策定しました。観光客が適切なガイドラインを得るのに役立つと思います」
アリ氏は、パドマ橋と並んで、現在進行中の交通発展プロジェクトも観光産業に弾みをつけるとの期待を示した。

「過去2年間、私たちはマスタープランを策定するために取り組んできました。2年間で1051カ所の観光地を選定し、そのうち51カ所を優先選定としました。私たちは世界的なブランディングを通じて、この観光地に焦点を当てます」
民間航空観光省のMモカメル・ホサイン秘書官は、マスタープランは近日公開される予定だとした。

セミナーの司会は、SDFのMdアブダス・サマド議長が務めた。

Bangaldesh News/The Daily Star Dec 22 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/tourism-lacks-proper-planning-3202186
翻訳編集:吉本

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