大多数は機械化を歓迎

大多数は機械化を歓迎

【Financial Express】調査報告書によると、世界クラスのアパレルを製造する多くの労働者は、機械化によって仕事量が増えたにも関わらず、賃金は上がらなかったと述べた。

「新しい機械の導入により、85%もの労働者が仕事の割り当てが増えたと答えた。だが、そのうち、71%の給与は変わらなかったとした」

生産性が向上したにもかかわらず給与が変わらないのは、機械導入で仕事が楽になったからかもしれないと、報告書は労働者の言葉を引用した。

南アジア経済モデルネットワーク(SANEM)は、米非営利団体マイクロファイナンス機会(MFO)と共同で、バングラデシュのアパレル労働者の生活の質に関する研究プロジェクトを継続的に実施している。

「衣料品労働者ダイアリーズ(Garment Worker Diaries)」というプロジェクトのもと、選ばれた約1300人のアパレル労働者は、2020年4月以降、週1で調査に協力している。

労働者の職場は、国内主要工業地域のチッタゴン、ダッカ市、ガジプール、ナラヨンゴンジ、シャバールのいずれかにある。

2022年6月に実施した最新調査は、自動化に関する労働者の経験について継続調査した。

調査対象者のうち、73%が新しい機械の導入を望み、否定派の27%を大きく上回った。

新しい機械を望む理由として、ほとんどの労働者は急速に変化する世界的な社会経済情勢に合わせて、より作業が簡単で、より質がよくなることを挙げた。

約3分の2(66%)の労働者はノルマ達成までの時間が短くなったと答え、29%はほぼ同じ時間だとした。5%は新しい機械でより時間がかったか、ノルマを達成できなかったと答えた。

一方、約35%の労働者が、新しい機械によって仕事がしやすくなったとし、18%がより高品質の製品を作るのに役立ったと答えた。8%は新しい経験を学び、得る機会があったと答えた。

多くの場合、新しい機械は、労働者がより迅速にノルマを達成するのに役立っている。

以前の調査では、仕事の自動化を経験した労働者はごく一部で、ほとんどは仕事の根本的再構築というより、既存の技術を改善したに過ぎないことが明らかになっていた。

バングラデシュは2021-22会計年度、アパレル輸出で426億1300万ドル(5兆6219億円)の収益を上げた。米国は1国では最大、EUはブロックとして最大の輸出先となっている。

Bangladesh News/The Daily Star Dec 22 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/automation-augments-workload-but-not-worker-wages-1671676989
翻訳編集:吉本

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