子ども800人がメトロ乗車

子ども800人がメトロ乗車

【The Daily Star】アブドラ(9歳)は30日、アガルガオ駅で電車の到着を待ち焦がれていた。午後12時半に到着すると、彼の目は喜びで輝いた。

「テレビでしか見たことがなかった電車に乗れるよ。月に行くような気分だ」
昨年母親を亡くし、コムラプールのストリートチルドレンのための公設リハビリセンターで暮らし始めたアブドラは大喜びだ。

アブドラと同じような年ごろの800人の子どもたちが、昨日、女性児童問題省の企画で電車に乗る機会を得た。

そのうち474人は2020年と2021年の全国子ども賞コンテストの受賞者で、約200人はアジムプールとケラニガンジの児童発達センターの子どもたちだと、同省のリザウル・カビール共同秘書官は述べた。

午前11時30分、彼らは保護者や関係者とともに駅構内に入場した。それ以来、駅全体が子どもたちの笑い声と喜びに包まれた。

12時55分、電車がウッタラ北駅に向けて発車すると子どもたちは大興奮だった。興味津々で窓の外を眺め、中には歌ったり踊ったりして約12分の旅を楽しんだ。

「さっきパドマ橋が見えたの。学校の友達やクラスメートと一緒に電車に乗れるなんて最高です」
スチョナ・アクター(小4)は嬉しそうに話した。

BRTC(バングラデシュ道路交通公社)のバス数台で駅に到着した数十人の子どもたちも、同じ気持ちを共有していた。

「電車に乗れることを知って子どもたちは興奮していました。いつもは子どもたちを起こして準備させなければならないのに、今日は自分たちで起きて、進んで準備をしました」
生徒たちを引率したコムラプールセンターのサラジト・クマール・ビスワス臨時教員は話した。

「彼らは喜び、興奮しています。彼らの目が喜びに満ちているのを見るのは、私たちにとっても幸せなことです」
児童発達センターのラッキー・エナム所長は、子どもたちは乗車を通して「スマート・バングラデシュ」の進展を目の当たりにしたと話した。

ダッカ大量高速輸送開発プロジェクト(1号線)のナズムル・イスラム・ブイヤン副プロジェク部長(広報担当)は、これは良い取り組みで、子どもたちは先進的な交通システムについて知ることができたと話した。

現在、電車は午前8時30分から午後12時30分まで運行している。だが、女性児童問題省は、アガルガオーウッタラ間の子どもたちの小さな旅を、時間外の特別枠で調整、手配した。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 31 2023
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/day-pure-happiness-3234976
翻訳編集:吉本

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