需要低下でトラック販売減少

需要低下でトラック販売減少

【The Daily Star】価格の上昇、燃料費の高騰、輸入の減少により、2022年のバングラデシュの商用車、特に大型トラックの販売は、前年比で 22%近く減少した。

バングラデシュ道路交通局(BRTA)のデータによると、2021年は5789台だった新規登録トラック台数は、2022年は4528台だった。

「大型トラックの販売の減少は、コロナパンデミック以降の経済の全体的な減速を示しています」
インドの自動車大手タタの販売代理店ニトル・ニロイ(Nitol Niloy)グループのアブドゥル・マトルブ・アフマド会長は述べた。 .

同グループの大型車両の販売は48%減少した。

マトルブ氏によると、軽油の値上げでトラックの運行コストが上がったという。

ディーゼル価格は現在、1リットルあたり109タカ(142円)で、8月の80タカ(104円)から36%以上値上がりした。

「運行経費は上昇しましたが、トラックの運賃はそれに合わせて上昇していません」
マトルブ氏は、200万タカ(260.7万円)だったトラックが400万タカ(521.3万円)に急騰したと述べた。そのうえで、トラック販売が大幅に減少した影響は、経済が正常に戻ったときに感じられるだろうと警告した。

通常、輸出入活動に貢献するコンテナトラックの需要は年平均800台だが、300台にまで落ち込んだ。

「バングラデシュは予想よりも高い輸出の伸びを記録しましたが、トラックや原動機などを使う貨物運送業者の売上高は2022年に減少しました。国内通貨に対する米ドルの上昇により、トラックやその他の商用車の価格が約30%上昇したのです」
インドのAshok Leylandの唯一の販売代理店であるIfad Autosのタスキーン・アーメド社長は述べた。

米ドル不足により、バングラデシュタカここ1年間で米ドルに対して約25%の価値を失った。

タスキーン氏は戦争終結が見えない中、投資家が必要不可欠ではない製品の信用状(LC)を開く範囲を圧迫しているため、必要な原材料を輸入できないとし、売上減少が長引く可能性があるとみている。

バングラデシュ銀行(BB)は戦争が始まってから約30%減少した外貨準備高を保護するため、必要不可欠ではない製品の輸入を思いとどまらせる規則を強化した。

「これはトラックやコンテナの運送業者など、さまざまな分野で目に見える影響を及ぼしています。バングラデシュは輸入に依存する経済であるため、トラックビジネスは輸入活動と関連しているのです」
タスキーン氏は述べた。

BBのデータによると、税関ベースの輸入は2022年後半に2.20%減少、LCの新規開設はこの期間に24.79%減少した。

バングラデシュトラックバン所有者協会のホサイン・アーメド・マジムダー事務局長代行は、輸送する商品量が減少したため、トラックの運行は深刻な打撃を受けているとし、所有する11台のうち3台しか稼働していないと述べた。

「トラックの台数が需要を上回っています。そのため、当社のトラックは全国のトラックスタンドに停車したままです。私たちの景気が良くならずして、販売業者はトラックを売ることができるでしょうか」

Bangladesh News/The Daily Star Mar 1 2023
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/truck-sales-drop-lower-demand-3260036
翻訳編集:吉本

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