電化製品の輸出急増

電化製品の輸出急増

【The Daily Star】製品品質の向上と政府支援を背景に、現会計年度(FY23)7ー5月までのバングラデシュの電化製品の輸出は48%増という目覚ましい成長を遂げた。

輸出促進局(EPB)によると、バングラデシュはFY23当初11カ月間で電化製品を1億1530万ドル(162.5億円)輸出し、FY23の輸出目標1億500万ドル(148億円)や、前会計年度通年の1億10万ドル(141.1億円)を上回った。

この素晴らしい実績は、世界経済の減速とインフレ率の上昇によりバングラデシュ全体の輸出収入が鈍化している中で実現した。

バングラデシュは冷蔵庫やエアコン、テレビなどの家電製品のほか、変圧器、ファン、ケーブル、スイッチ、ソケット、ブレーカー、電池などの電気製品を輸出している。

「家電・電気製品の輸出の増加は、バングラデシュが技術で進歩していることを示しています」
エナジーパック・エンジニアリング社のラビウル・アラム最高経営責任者は述べた。

同社は、インドやネパール、マレーシアなど20カ国以上に多数の電化製品を輸出している。

アラム氏によると、変圧器などの電気製品の輸出は、品質の向上と競争力ある価格のおかげで大幅に伸びている。

同社はすでに Adani Electricムンバイに変圧器を輸出している。

エナジーパックは変圧器の品質について、イタリアの認証を取得している。
「これにより、ヨーロッパなどで輸出の可能性を活用する機会が開かれました」

ウォルトン・ハイテク産業のディダルル・アラム・カーン最高マーケティング責任者は、国際規格の電化製品を生産していると述べた。

「バングラデシュは熟練した労働者を抱えているため、競争力のある価格で高品質の家電製品を生産できます」

ウォルトンは冷蔵庫やエアコン、テレビなどの家庭用電化製品を40カ国以上に輸出しており、欧米での拠点拡大に取り組む。

ラヒマフローズ・リニューアブル・エナジー社のムナワル・ミスバ・モイン社長は、新型コロナウイルス感染症の影響から回復してきたため、バッテリーの出荷が増加したと述べた。

バングラデシュは主に東アジア、アフリカ、南アジアにバッテリーを輸出している。

モイン氏は環境に優しく高品質なバッテリーを競争力のある価格で供給できるとし、「当社のバッテリー需要が高まっているのです」と述べた。

ラヒマフローズのバッテリーは自動車に使用されているため、コロナパンデミックからの大幅な改善を受けて製品の注文が増加した。

バッテリーに対する政府の15%の現金奨励金は、国内メーカーが世界市場でビジネスチャンスを模索するのに役立っている。

だが、後退がないわけではない。

たとえば、バッテリーの製造に必要な原材料を輸入するための米ドルが不足しているため、メーカーは期限内に信用状を開設できず、製品をタイムリーに供給することができていない。

Bangladesh News/The Daily Star Jun 15 2023
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/electrical-electronic-goods-export-surges-3346646
翻訳編集:吉本

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