【The Daily Star】私はここ二カ月間、メトロ鉄道を散発的に利用していますが、正直に言うとちょっとした贅沢をしてるなと思っています。 私は自宅から約17キロ離れた職場への通勤に自家用交通機関を利用する機会に恵まれていますが、電車を利用すると、何時間も渋滞に巻き込まれる必要がないという明白な利点から少し贅沢をした気分になるのです。 この感覚には、駅と電車自体の風景とも関係があります。
私は最初に来た電車に乗るのではなく、さらに数分待って次の電車に乗ることがよくあります。 その6分間で、私は自分の周りにいるすべての人を観察しています。 多くの場合、人々は私を見つめ返し、私の風変わりなファッションセンスを批判します。 しかし、見慣れた風景の観察に浸る私が、最も楽しみにしている風景がいくつかあります。
私がメトロを利用するとき、ほぼ毎回、初めてのメトロに乗って目を輝かせる子どもたちを連れた家族に出会ってきました。子どもたちは改札が開くと電車に向かって突進し、親に言われて座ったものの、電車が発車するとすぐ立ち上がります。 彼らは時々窓に顔を押し当てたり、ポールを支点に回ったりすることがあります。 場合によっては、親が自分を見てないことをいいことに、回りながら数秒間ポールを放すことさえあります。
しかし、おそらく私の一番のお気に入りは、若い女の子、多くの場合大学生が、自分より重いバックを背負って一人で乗車し、空いている座席に前かがみに座っていることに気づいたときです。 私は若い女の子たちが簡単に電車へ乗っている風景が好きなのです。
ほんの数カ月前までは、若い女の子が一人でダッカの公共交通機関をこれほど簡単に利用できる状況になるとは想像できませんでした。 ダッカの路上で多くの一方的で不愉快な発言や、歓迎されない押しつけを受けてきた私にとって、女性専用車両が単なるリップサービス以上の役割を果たしていることが新鮮なのです。
私は駅や電車の中で見かける普通に暮らしている人の見慣れない顔に、独特の思案と親近感を感じます。私たちは国家として、開発に向かって進んできた多くの進歩について聞いていますが、私にとって進歩という考えに最も共鳴するのはメトロ鉄道なのです。
Bangladesh News/The Daily Star Jun 21 2023
https://www.thedailystar.net/special-events/my-dhaka/news/bringing-children-work-welcome-change-fatherhood-3349791
翻訳編集：吉本